紀和町 布引の滝周辺の滝(2)


八丁大滝

土伝滝から20分ほど国道311号線を走り、紀和町の中心街に入る。八丁大滝
鉱山資料館の向かい側に「布引の滝→12km」の看板を見つけ、左折し、県道780号線に入る。
布引の滝が百選に入ってからというもの、周辺の整備振りは大したものだそうで、道しるべや看板はもちろん、駐車場やトイレまで出来たという。
うわさは本当らしく、道中のガードレールにも「布引の滝→」とかかれた道しるべがそこここに張ってある。
しばらく車を走らせると、「大滝1km」と書かれた看板を見付けた。
この大滝もかなりの名瀑との話なので、布引の滝の前に見て行くことにする。
八丁大滝折して「八丁出合橋」を渡り、舗装されていない林道をゆっくり登る。
ほどなく、壊れかけて逆さまになった「大滝↓95m」の看板があった。
後数年もすれば、完全に朽ち果ててしまいそうな看板である。
「布引の滝にかけるお金を、ホンの少しでも良いからこちらに回してくれれば良いのだが」などと思いつつ車を停め、山道を降りる。八丁大滝
八丁大滝を拝む。
落差20mほどの、凄まじいまでに豪快な直瀑である。
滝身から上がった大量の水しぶきは、広く深い滝壷を優に越え、観瀑台替わりの鉄ハシゴをすっぽりとおおってしまっている。
三重県の大瀑というと宮川村の大杉谷ばかりが有名だが、ここ南紀の滝もそれに優るとも劣らない、圧倒的な迫力である。


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