松阪を朝7時半に出発し、紀和町へ向かう。 国道42号線を南下し、10時ごろ熊野市に到着する。 熊野の市街地を抜け、郊外に近い立石南交差点を右に曲がり、国道311号線に入る。 30分ほど走ると、道沿いに小さな赤い祠を見付けた。 降りて見て見ると、お馴染みの不動明王である。 そして近くの谷には、目指す土伝(どんで)滝が落ちていた。 事前に集めた情報では、落差10mほどのかわいい滝とのことだったが、ここ数日来の雨のおかげで、なかなかの迫力である。 滝に近づく道は無さそうなので、カメラと三脚をリュックにしまい、両手を使えるようにして山の中を進んだ。 土伝滝を拝む。 豪快な水しぶきを上げながら、一直線に落ちる見事な直瀑である。 滝に磨かれた岩が美しい。 この滝一つだけでも、はるばる松阪から、3時間もかけて来た甲斐があったというものである。 路肩に停めた車に戻り、百選の滝・布引の滝に向かう。 |