鈴鹿市 小岐須渓谷(6)


かくれ滝

小岐須山の家から渓谷の奥へ向かい、入道ヶ岳池ノ谷コース登山口近くの広場に車を停める。かくれ滝
登山口から林道を少し奥に歩くと、池ノ谷である。
谷の右岸に設置してあるトイレの奥から踏み跡に入り、大きな堰堤を巻き越えたところで谷に降りる。
始めの7m程の斜瀑は右岸から難なく越えられる。
続く3mの小滝も無難に直登すると、しばらくゴーロ帯が続く。
ゴーロ帯を進むと、少しずつ両岸が切り立った断崖になって来て、ついにゴルジュとなった。
ゴルジュの中に落ちる小滝群を登って行く。かくれ滝
どれも小さいが、最後の2m程の小滝だけは、滝の水流をまともにかぶりながらで無いと登れない。
カメラの防水に少々不安があったので、右岸のルンゼ(涸れ谷)を登ってこの滝を巻くことにする。
再び谷に降りると、前方にかくれ滝が落ちていた。
落差10m程の直瀑である。
かくれ滝の名は、池ノ谷登山道を登るとき、この滝の滝音は聞こえるものの、姿はどう探しても見つからないことから付けられたという。かくれ滝
右岸の傾斜の緩いルンゼを登り、滝の頭に出ると、話のとおりそこには登山道が通っていた。
道沿いには「入道ヶ岳池ノ谷コース 通報ポイント3」と書かれた看板が立っている。
帰りは良く整備された登山道を通ることにする。
慣れない沢登りで、往路は40分程かかってしまったのだが、道とは有難いもので、帰路にかかった時間は20分少々であった。
(2004年8月23日)


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