鈴鹿市 小岐須渓谷(5)


白滝

こけ滝は、左岸の踏み跡を利用して越える。白滝
しばらく滝上の滑床を歩いていると、左から紺屋谷が合流してくる。
出合いの少し上を、登山道が横切っている。
そのまま大岩谷を進んでみるが、次の二段5m滝は広く深い滝壷を持ち、腰上まで濡れるのを避けられそうに無い。
仕方なく戻って登山道に入ることにする。
登山道は一旦紺屋谷の左岸沿いに伸び、その後大岩谷方向へ向きを変え、谷に降りている。
降りたところの少し下流に、松ノ木谷が右から入っている。
このまま登山道を進むと白滝を見落としてしまうとのことなので、大岩谷左岸沿いの薄い踏み跡を進むことにする。
ほどなく見えてくる落差7m程の無名滝を巻き越えると、奥に白滝が見えた。白滝
二段落差40mの斜瀑である。
荷物を投げ出し、涼をとる。
入渓してから約一時間が経過している。
白滝の名のごとく、岩肌の白い優美な滝である。
滝身の至る所からは、激しい水しぶきが上がっている。
この巨瀑に不釣合いなほど小さく浅い滝壷には、10cmほどのアマゴが元気に泳ぎ回っていた。
(2004年8月23日)
白滝
白滝


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