法丁ノ滝から林道に戻り、「松ノ木谷・大岩谷→」の道しるべに従って奥へと歩いていく。 10分ほどで林道の終点に着き、谷に入る。 左岸沿いには登山道が続いているので、足を濡らしたくない人はそちらを歩いたほうが良いだろう。 最初は小滝の連続である。 鈴鹿特有の白い岩と透明度の高い水の美しさに顔をほころばせつつ、滝をこなしていく。 滝場の上の滑床が終わると、しばらく川原歩きが続く。 入渓から30分ほど歩き、紺屋谷との出合いが近付いたと思われる頃、前方に3m程の滝が見えた。 ナカニシヤ出版「鈴鹿の山と谷(5)」には、紺屋谷出合いより少し下流に「こけ滝」というのがあると書かれている。 名のある滝にしては少々小さすぎる気もするが、この辺りに滝はこれ一つしか無いことからして、この滝がこけ滝で間違いないだろう。 鈴鹿特有の、白い美しい滝である。 (2004年8月23日) |