小岐須山の家から、渓谷の奥へと車を走らせる。 先日鮎止の滝に訪れたときにはこの道は落石で通行止めであったのだが、幸いにして今は通行止めは解除になっている。 数分走り、大石橋手前の広場に車を停める。 橋を渡ると、ほどなく「白滝ハイキングコース」の看板が見えた。 看板の所からダート路の林道に入る。 しばらく歩くと、左からヤケギ谷が入って来、「宮指路岳登山口」と書かれた道しるべが出ていた。 左に曲がってヤケギ谷沿いの踏み跡に入る。 入り口のところの堰堤を左から越え、川原に降りる。 すぐに二股である。 水量の少ない右股に入ると、小滝と滑床の連続である。 小滝は全て直登可能で、登山靴でも通過に支障は無いであろう。 途中左手に小さな洞穴があった。 ここ小岐須渓谷は修験道の影響を強く感じさせる地であるから、もしかするとこの洞穴と法丁ノ滝は、修験者の修行の場であったのかも知れない。 前方に法丁ノ滝が見えた。 二段落差15m程の、比較的大きな滝である。 澄んだ水をたたえた滝壷が美しい。 (2004年8月23日) |