朝日滝から国道260号線に戻り、右折して町の西端にある棚橋竈(たなはしがま)地区を目指す。
数分走ると、国道沿いに「棚橋不動滝1.2km」の看板が見えた。 右折して細い舗装道路に入る。 敷かれているアスファルトは、色からして結構新しいはずなのだが、道はかなり荒れている。 砂利や落ち葉が路上に積もってる上、羊歯や草が道の左右から張り出している。 看板のところで車を停めて歩けば良かった、と後悔したが、Uターンできそうなところも無く、そのまま徐行して進むことにした。 800mほど走ったあたりでようやく広い場所を見つけ、車を降りる。 5分ほど歩くと、砂防ダムの右に古びた鳥居があった。 不動滝は近いようである。 鳥居をくぐり、山道を進む。 ほどなく、木々の間から棚橋不動滝の姿が見えた。 落差15mほどの斜瀑である。 不動滝の名の通り、滝の左側には不動明王の祠がある。 さっき通ってきた山道は、まだまだ上へと続いているようなので、登ってみることにした。 また滝の上へ続いているのかと期待したが、途中で道は完全になくなり、落ち口へたどりつくためには、道無き道をかき分けるようにして進む必要があった。 |