新桑竈(さらくわがま)地区は棚橋竈地区の南にある。 棚橋不動滝から国道260号線を少し東に戻り、棚橋トンネルの手前で右折して海沿いの道を走る。 道なりに走って民家の間を抜け、左折して吉田橋を渡る。 減反のせいで放置された田の間を走り、少し広くなったところで車を停めると、ほとんど消えかかっていた「新桑不動滝」の看板を見付けた。 砂防ダムを越え、涸れている新桑川の分岐点に立つ。 新桑不動滝はこの右側の谷にあるという。 谷から登山道に上がる。 入口の木には「姫越山登山口」と書かれた小さな看板がかけられている。 道の片側には石垣まで積まれている整備振りで、入口さえ間違わなければ迷うことはないだろう。 15分ほど歩くと、新桑不動滝が見える。 落差15mほどの、二段になった斜瀑である。 不動明王の祠は、かつてあったというが、今は影も形も無い。 まだ時間はあるので、森林浴がてら姫越山登山を少し楽しんで見る。 不動滝の上流には、私の好きな岩肌の美しい小滝がいくつかあり、楽しい時間を過ごすことができた。 |