奈良県室生村の滝(13)


陀羅滝

地図によれば、不動滝の上流で川が二つに分岐しており、そのそれぞれの谷に陀羅滝(だらたき)・倶呂滝が落ちているはずである。陀羅滝と倶呂滝
山道に戻り、上流へと向かう。
通る人もいないのか、少々藪が茂ってはいるが、ところどころに石組みやコンクリート塊のようなものも散見され、かつては良く整備された道だったことがうかがえる。
途中左岸から右岸へ渡る。
10分ほど歩くと、谷が右へ大きく曲がっており、そこに長さ15m程の滑滝が流れている。陀羅滝
滑滝を登り、激しい水音に左を見上げると、そこに陀羅滝と倶呂滝が並んで落ちていた。
左右の滝と今登ってきた滑滝の水音が合わさり、辺りは壮大な滝場となっている。
左の陀羅滝を拝む。
総落差15m程の、比較的静かな斜瀑である。
水量も充分であり、不動滝と比べても見劣りしない名瀑と言えよう。
(2004年11月18日)


陀羅滝


竜口不動滝へ倶呂滝へ



滝のリストへ戻る

トップへ戻る