松阪から国道23号線を北上し、津市雲出本郷町信号交差点で左折、国道165号線を進む。
そのまま一時間少々走って奈良県に入ると、ほどなく右手に「日蓮宗妙見山 青葉寺 あおばの滝」の看板が見えた。 右折して青葉寺(せいようじ)の広い駐車場に車を停める。 本堂から左奥へと進むと、鳥居の向こうに青葉の滝が落ちていた。 落差7m程の二条に分かれる分岐瀑である。 柱状節理の現れた岩壁が面白い。 滝の左側には不動明王の祠があった。 この青葉寺、現在は日蓮宗であるとのことだが、神道の鳥居と仏教の不動明王という組み合わせから、かつては神仏混淆の宗教・修験道との関わりが深かったことが推察される。 後で副住職に話を伺ったところ、この寺が日蓮宗になったのは大正時代であり、それ以前は定かでは無いが、修験か真言宗の寺であった可能性が高いとの話であった。 (2004年11月11日) |