八知奥出不動滝から県道15号線に戻り、比河(ひこ)地区に向かう。 八千代橋の交差点で直進して県道667号太郎生伊勢八知T線を進み、箱根地区で右折して比河地区に入る。 現地の方数人に「昭文社 山と高原地図59 赤目・倶留尊高原」に載っている「かくれ滝」について尋ねてみたが、残念ながらどなたもご存知無いようであった。 地図の位置には小滝があり、山の神と不動明王の祠もあるのだが、近くの製材所の方の話によれば、滝壷には「ヨキトリ淵」との名前が付いているものの、滝自体には名前が無いとのことである。 しばらく聞き込みを続けるうち、比古川の上流に何段かに分かれた滝があり、下から一の滝・二の滝と呼ばれていることが分かった。 徐行しながら比古川沿いの林道を走る。 しばらくすると、「比河簡易水道取入口」と書かれた杭の近くに、滝が落ちているのが見えた。 藪をかき分け、滝に近付く。 落差2m程であるが、美しい直瀑が落ちている。(左の写真) その少し下流には、落差50cm程の斜瀑があった。(上の写真) 恐らくこれらがそれぞれ一の滝・二の滝と呼ばれているものだろう。 二の滝を右から巻いて見ると、もう一つ滝が落ちている。 藪にほとんど隠れてしまっている薄い踏み跡をたどると、落差4m程の滝である。(右の写真) 「美杉村八知比河地区には三段滝というのがある」との情報があるため、確証が持てないながら、この三つの連瀑を仮に三段滝として滝のリストに追加することにした。 どなたか情報をお持ちの方、掲示板にご一報頂けると幸いである。 (2004年6月9日) |