道方不動滝から国道260号線に出、左に曲がって町の外れにある道行竈(みちゆきかま)を目指す。
新大久保橋を渡ったところで右に曲がり、しばらく走ると「道行竈不動の滝1.5km」の看板が見えた。 看板に従って車を走らせる。 「道行竈不動の滝300m」の看板のところで車を降り、溜池を右に見ながら山道を歩き出す。 道はハイキングコースとは程遠いが、さっきの道方不動滝よりははるかに分かり易く、ちょっとした軽登山道と行ったところであろうか。 立派な看板が出ているからといって、ハイヒールやサンダル履きで来ては、大変な目に遭うことは間違いない。 溜池が段々細くなり、谷川に変わったあたりで対岸に渡り、左岸(谷の右側)を歩く。 道沿いの渓流の美しさを堪能しながら数分歩くと、不動滝が見えた。 落差30mほどの、これもなかなか大きな滝である。 滝の左側にある不動明王の石像は、比較的新しいもののように見えたが、「文政十丁亥」と彫られていた。 文政十年と言えば1827年だから、この像が置かれたのは200年近い前のこととなる。 |