魚止の滝から林道に戻り更に奥へ進むと、程なく堰堤が見え、林道終点の駐車場である。 堰堤を右から巻き越え、左岸沿いの踏み跡を進む。 ところどころに石垣があるところからして、かつては人の手が入っていたことがうかがえるが、最近は入る人も少ないのか、踏み跡は薄い。 まばらな巻きテープを頼りに右岸へ、また左岸へと渡渉を繰り返し、上流部へと進む。 魚止の滝辺りでは赤黒く焼け焦げたような色だった谷も、この辺りまで来ると鈴鹿らしい白さである。 ところどころに咲いている美しい山つつじの花を楽しみながら一時間ほど歩くと、さしたる難所も無く女郎滝に到着した。 落差5mほどの小さな斜瀑である。 澄んだ滝壷が美しい。 (2004年4月18日) |