レンガ滝から50分ほどかけて国道422号線に戻り、宮川村の奥へ向かう。宮川を左に見ながら走っていると、道路脇の標識は県道53号線に変わる。 そのまま進み、レンガ滝から15分ほどで定入(じょうい)滝の看板が見えた。 定入とは、密教の行者が生きたまま通気口だけを開けた棺桶の中に入り、土の中でミイラ化しつつ即身仏となることを言う。 元定神社の神主杉原家の祖先で、定入したと伝えられる覺算坊法印の碑が近くにあることから、この名が付けられたという。 密教特有の仏であり、修験道の本尊でもある不動明王を祭った滝が多いことから、この宮川村はかつて密教・修験道が盛んだったことがうかがわれるのだが、そのことを裏付ける名称である。 ![]() 看板に従って車を進めると、道は大杉谷簡易水道施設に突き当たる。 ここで車を降り、水道施設の左側を回って踏み跡を進む。(川原に降りる道もあるが、こちらは遠回りである) 途中コンクリートで固められた狭い谷を飛び石伝いに渡り、数分歩くと、即身仏になったと伝えられる覺算坊法印の碑があった。 定入滝を拝む。 落差5m程の、幾筋にも分かれた斜瀑である。 「水道施設に水をとられて水量は乏しい」との話もあったが、雨の後だったせいか、かなりの水が落ちていた。 ![]() |