宮川村 村内の滝(11)


レンガ滝

大熊谷不動滝から国道422号線に戻り、右折して西に向かう。レンガ滝
数分走ると、からすき谷公園が見える。
公園手前の路肩に車を停め、道しるべに従ってアスファルト舗装された犁(からすき)谷林道を登って行く。
事前に収集した情報では、この犁谷林道からレンガ滝登山道への分岐点までの道のりは50分〜70分であり、分岐点から滝までは20分となっている。
合わせて1時間少々から1時間半程度の歩きと見て、整備された緩やかな上り坂を登って行く。
予測より早く、40分ほどで舗装された林道は終わり、山道に入る。
数分歩くと、レンガ滝と古ヶ丸山への分岐点に差し掛かる。
古ヶ丸山山頂へ行くならここから尾根伝いに垂直に左折する道、レンガ滝へ行くなら登山道を直進する道である。レンガ滝
20分ほどを見込んでいたが、5分ほどであっけなくレンガ滝が見える。
落差25m程の、水量の多い段瀑である。
日本酒を入れるお銚子に良く似た形をしている。
滝の前が狭く、1枚の写真では滝の全体像を写すことができそうにないので、カメラのパノラマ機能(ステッチアシスト)を使って2枚の写真を合成した。(右上の写真)レンガ
レンガ滝の名は、滝の右側の岩壁がレンガに似た色をしているからということだったが、実際目にして見ると、細い横じまの入った赤黒い岩肌である。
ふと滝の左側の岩壁に目をやると、そこは乾いていたせいか、横だけでは無く縦にもヒビ(節理)が入っており、色も薄くなっていて、まさにレンガ壁そのものといった風情であった。
「これはもしかして、本当のレンガ壁では?」と思い、近くに寄ってみたが、紛れも無い自然石である。


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