熊野市の滝（１４）

不動滝（蛇の目滝）

松阪から２時間かけて熊野市飛鳥町に入り、右折して国道３０９号線に入る。 そのまま直進して国道１６９号線に入り、奈良県下北山村方面へ向かう。 五郷町を抜け、奈良との県境に近い土場隊道（どばたいどう）の手前を右に折れ、西谷林道へと車を進める。 林道の入り口から１キロ少々の所にある車止めゲートの近くへ車を停め、ゲートの脇から林道歩きを始める。 熊野市のサイトによれば、目指す不動滝は林道入り口から約５ｋｍの地点にあるという。 １時間少々林道を歩くと、木々の間から不動滝が見えた。 辺りは連瀑地帯になっており、滝の下にも釜を伴った小滝がいくつか見られるが、滝の上にもまた、小滝が続いているようである。 不動滝を落ち口から滝壷まで眺められる場所は無いかと、あちこちを歩き回る。 最悪谷まで数十ｍ降りねばならないかと思っていたが、幸運にも林道脇の広場から少し下った所に絶好の場所を見つけた。 不動滝を拝む。 落差４５ｍの、水量の多い直瀑である。 大瀑の多い熊野市の滝の中でも、この不動滝は白眉と言えるだろう。