松阪から国道23号線を北上し、河芸町の中瀬信号交差点を左折して、国道306号線を走る。 いなべ市下野尻の信号交差点で左折して県道614号篠立下野尻線に入り、藤原岳自然科学館近くの駐車場に車を停める。 鳴谷神社の左から続く、長く急な石段を登って聖宝寺(しょうぼうじ)境内に入り、案内板に従って滝への遊歩道を進む。 ほどなく鳴谷の滝が見えた。 滝前のベンチに腰を降ろし、迫力のある水の流れを見ながら涼をとる。 左の流れは落差6m程の段瀑、人工滝らしい右の流れ(右下写真)は8m程の直瀑である。 今は臨済宗である聖宝寺だが、織田信長の焼き討ちに遭うまでは天台宗の寺であったようである。 恐らくはこの滝も、かつては密教僧や修験者の修行の滝であったのだろう。 (2004年8月12日) |