コウセン滝
魚止滝で車を置いた広場から２ｋｍ余り林道を登ると、三叉路に出る。
角の切り株には「迷岳登山口」の道しるべが付けられている。 車から降りてみると、登山道の反対側から水音が聞こえる。 斜面の傾斜も緩やかで、少々時間をかければ谷まで降りられそうである。 杉林の中を下る。 ５分程で再び林道に出合う。 水音を頼りに、なおも斜面を下っていく。 下り始めてから２０分程で谷に着いた。 ちょうど大岩のあるところであり、ここを帰りの目印とする。 
しばらく谷を歩くと二股に出合う。 ここは水量の多い左股を選ぶ。 ３０分程でコウセン滝に着いた。 落差３０ｍはあろうかという、かなり大きな直瀑である。 滝の真下に立ち、落ち口を見上げる。 無数の水しぶきが、放物線を描きながらゆっくりと落ちてくる。 その光景を眺めていると、一時間近い山歩きの疲れが、癒されていく気がした。 （２００５年１０月３日） 
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