屋じ山谷から車に戻り、車道を奥へ進む。
程なく「林道庵の谷線」の看板である。 左折して林道に入る。 入り口にはゲートがあり、車高の高い車は入れなくなっている。 なお、私の車は車高170cmであるが、ゲート上端まで10cm程の余裕を残して通過することができた。 比較的整備された林道である。 注意すれば普通車でも通行は可能だろう。 しばらく走ると、林道は右岸から左岸に移る。 そこから林道左脇にある、二つ目の広場に車を停める。 谷沿いに伸びる、車一台分の幅の作業道を歩いて堰堤上の川原に降り、右岸に渡って山道に入る。 二つ目の堰堤を越えた辺りで谷に下り、上流へ向かって登っていく。 大岩の上を滑るような斜瀑が幾つもあるが、どれも傾斜は緩やかで、“魚止め”とはなり得ないものばかりである。 谷に降りてから10分ほど沢を登ると、奥に落差3m程の直瀑が見えてきた。 庵の谷の魚止滝である。 滝のそばに機材を投げ出し、涼を取る。 水量の多い、迫力のある滝である。 (2005年10月3日) |