雲ヶ瀬本滝や鳴滝を越え、木梶林道を更に奥へと進んでいく。 昨年の台風の影響だろうか、途中数ヶ所崩落の跡がある。 車高の高い四輪駆動車であれば通過できるだろうが、そうでない方は鳴滝近くの駐車スペースに車を停めておいたほうが良いだろう。 橋を渡って右岸に移ると、ほどなく倒木で林道が塞がれているのを見つける。 橋近くの駐車スペースに車を戻すことにして、、その先は歩くことにする。 10分ほどで林道終点に着き、その奥へ続く山道に足を踏み入れる。 途中「木梶山登山口 新宮山彦」と書かれた看板がある。 数分歩いて本谷とゼエノ谷の二又に差し掛かる。 水量の多い右の谷が本谷、左の谷がゼエノ谷である。 ゼエノ谷右岸沿いの山道を登る。 谷には幾つかの小滝があったが、どれも傾斜の緩い斜瀑であり、「魚止滝」ではなさそうである。 途中踏み跡が怪しくなったので、足首辺りまで水に浸かりながら谷の中を歩くことにする。 二又から15分ほどで、ゼエノ谷が右に大きく曲がっている。 屈曲点から数十mほど先に、魚止滝が落ちていた。 総落差5m程の、稲妻型に落ちる段瀑である。 滝壷からあふれる清流で喉をうるおし、しばし涼をとることにした。 (2005年6月3日) |