魚止滝から二又に戻り、右又の本谷を登る。 道は概ね右岸に付いているが、ゼエノ谷のそれよりは整備されており、歩きやすい。 出合付近の道端に打ち込まれていた杭には、「木原造林」の文字が書かれている。 10分少々歩くと、前方に本谷滝が見えた。 慎重に斜面を下り、谷に降りる。 上段5m、下段5m、総落差10m程の段瀑である。 林業関係者以外、ほとんど知られていない滝との話だったが、意外な名瀑ぶりに驚かされた。 飯高の深い山奥には、この本谷滝のような美しい滝が、まだまだ人知れず潜んでいそうである。 (2005年6月3日) |