松阪市飯高 宮前(4)


クリヌキ滝

クリヌキ滝林道から新野々口橋まで戻る。
そのまま国道166号線を横切って町道に入り、10mほど先の路肩に車を停める。
入り口をコンクリートで固められた、櫛田川へと降りていく作業道を見つけ、機材を背負って歩いて行く。
10分ほど川沿いに伸びる作業道を歩き、コンクリートの小さなトンネルを潜ると、中部電力宮前発電所である。
発電所正面に回り、階段を少し下りると、クリヌキ滝が落ちていた。
落差3m程の、二段に分かれる段瀑である。クリヌキ滝
発電所を建設するため、ここを流れていた谷を、岩をくり貫いて移動させたところ、そこに段差があったため生じた滝だと言う。
言わゆる“川廻し”によって出来た人工滝である。
千葉県のように川廻しの滝の多い地方もあるが、三重県でこのような人工滝は、非常に珍しい。クリヌキ滝
(2005年5月5日)


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