西又口滝から林道に戻り、そのまま歩いて白いガードレールの橋を渡る。
左に曲がってダート路に入り、西又口滝を巻き越えて谷に降りる。 程なく堰堤があるが、右岸に巻き道がついている。 堰堤を越えたところで左岸に渡り、また右岸へ、左岸へと渡り返す。 道は整備されているとは言いがたいが、ある程度山歩きの経験のある人なら、なんとか進むことができるであろう。 10数分歩くと、前方に直瀑が見える。 滝の前へ行って見ると、上下二段の大瀑・西又の大滝であった。(註.大滝は地元山師の呼び名。山岳会からは野々口滝と呼ばれている。) 総落差は30m程はあろうか。 林道から数百mの距離ではあるが、まさに秘境と言った風情の漂う滝である。 コバルトブルーの滝壷が美しい。 (2005年5月5日) |