名張市 赤目四十八滝(2)



千手滝

大日滝から4分ほど、茶店を越えた辺りに赤目五瀑の一つ・千手滝がある。千手滝
岩を伝って無数に分岐しながら落水するさまから、この名が付いたと言う。
落差15m、美瀑ぞろいの赤目四十八滝の中でも、一際目立つ美しい滝である。



布曳滝

千手滝から3分ほどで布曳滝(ぬのびきのたき)である。布曳滝
高さ30mの落ち口から美しい滝が布を引いたように落ちている。
この滝も赤目五瀑の一つに数えられているが、文句無しの名瀑と言えよう。
「布引」の名を持つ滝は数多くあり、三重県内だけでも紀和町・白山町・紀宝町・飯高町などにあるが、ここも含めてどれも名瀑ぞろいである。



竜が壺

布曳滝から6分ほど、階段を昇り降りすると竜が壺が見える。
竜が壺石臼のような形をした滝壷は底無しと言われる程深く、竜が棲むという伝説がある。

 



縋藤滝

竜が壺から6分程歩くと、縋藤滝(すがりふじたき)の看板が見える。縋藤滝
赤目渓谷の支流から落ちる滝で、水量が多くないのでうっかり見落とすところだった。
かつてこのあたりは鬼でも通ることができないと言われる程の険しい場所で、藤の木に縋るようにして渡ったことから、この名がついたと言う。



陰陽滝

縋藤滝から2分ほど歩くと、陰陽滝(いんようたき)である。陰陽滝
長さ20mの渓流瀑の滝身が陽、20mあるという広い滝壷が陰であり、陰陽和合の妙景であることからこの名がつけられたという。

 

 

 



姉妹滝

陰陽滝から十数分歩くと茶店がある。姉妹滝
茶店を越えてしばらくすると姉妹滝が見える。

写真は中途半端に水量が多いときだったので分かり辛いが、一番右の流れが姉滝、真中の幅広の流れが妹滝であると言う。
姉妹仲良く寄り添っているような滝なので、この名がある。




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