四日市市 宮妻峡(2)


カズラ滝

踏み跡を拾って、カズラ谷の堰堤の上に降りる。カズラ滝
恐らく作業小屋の跡であろう、トタン板が散らばっているのが見える。
二つ目の堰堤は左岸から小さく巻く。
しばらく歩くと、廊下が始まった。
廊下の中には、落差1〜5mの小滝が幾つか落ちている。
どれも難易度は高くなく、沢登初級といった程度であるが、滑りやすい登山靴などでは、このゴルジュを抜けるのは無理だろう。
廊下帯を抜け、さらに2〜3の小滝を越えて行くと、前方にカズラ滝(カズラ谷の二段滝)が見えた。カズラ滝
時間にして布曳滝から50分ほどであろうか。
下段8m、上段2m、総落差10mの二段に分かれて落ちる段瀑である。
下からは上段が良く見えないので、下段を登ることにする。
下段の左側は手足をかけるところが多く、簡単に登ることが出来る。カズラ滝
カズラ滝の上段は、独立した滝壷を持つ、美しい直瀑であった。
帰路は左岸の林を抜け、ゴルジュ帯をエスケープすることにする。
林のそこここには、イヌビワが赤い実をつけていた。
(2005年11月1日)




カズラ滝
イヌビワ


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