関町の滝(5)


中津川 大滝

松阪から国道23号線を津方面に走り、県庁前信号交差点で左に曲がって県道10号津・関線を走る。中津川大滝
県庁の前を通り過ぎて次のT字路を右折し、関町に向かう。
関町木崎町信号交差点を左折して国道1号線に入り、数km程滋賀県方面に走ると、「諸戸山林事務所2km」と書かれた看板が見えた。
左折してアスファルト舗装された道を進む。
山林事務所近くには養鱒場があるとの話だったが、事業から撤退したのか見当たらなかった。
代わって、清流を利用したワサビの栽培が行われているようである。
山の神を通り過ぎたところでY字路を右に折れ、ダート路の林道に入る。中津川大滝
林道はかなり荒れているので、普通車の場合はここで車を降りたほうが無難である。
植林小屋近くの分岐点では、中津川の本流に沿って右に曲がる。
山林事務所近くの山の神から20分ほど走ったところで、林道は工事のため通行止めになっていた。
車を停め、林道を歩くことにする。
右からは、口北谷が7mの滝を伴って合流している。
10分ほど歩いて、林道終点に着く。
林道終点では二股になっていて、堰堤が覗く右股は北谷、ほぼ同じ水量の左股は奥北谷である。中津川大滝
谷へ降りて大滝のある奥北谷へ進む。
ところどころに滑床があり、いかにも滝がありそうな雰囲気である。
谷が右へ曲がると、両岸に岩壁が立ちだす。
小さな滝がいくつかあるが、どれも簡単に巻ける。
やがて谷が左に曲がると、大滝が姿を現した。
落差25mの美しい直瀑である。
わずか15分ほど遡行しただけで、このような大瀑が人知れず眠っているとは、信じがたい思いである。
秘境の楽しみを十二分に満喫して、帰路についた。
(2004年5月16日)


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