名張市の滝(7)


雨知滝

県道694号布生夏見線を通り、月ノ瀬滝を少し過ぎた辺りに、道端に大きな案内板があった。馬洗滝
それによれば、この奥に雨知滝というのがあるという。
なお、雨知滝とは一つの滝の名前ではなく、赤目渓谷のような滝の多い谷のことであり、「あしだに」と読むそうである。
数分走ると、「雨知滝 国見山→」と書かれた道しるべを見つけた。
道しるべに従って右折し、民家の中を走り抜け、舗装された林道に入る。
林道に入って200m程で最初の滝・馬洗滝の看板を見つけた。
車を停め、谷に降りてみると、落差1.5mほどの小さな滝である。(上の写真)
次には金谷滝の看板を見つけた。
ところが谷へ降りても、そこには堰堤しか見当たらない。流星ノ滝
金谷滝は、堰堤工事で破壊されたのであろうか。
更に林道を進むと、橋を渡って右へ曲がる道と、谷沿いを直進する道の分岐点に差し掛かる。
ここは谷沿いのダート路を選び、なおも走る。
途中の小さな橋の下には、夫婦瀑の看板が掛かってた。
その名の通り、大小二条の流れに分かれるナメ滝である。
夫婦瀑からほどなくして林道の終点に着く。
車を停め、「国見山雨知滝の道」に入る。大蛇滝
ここから先は、ナメ床・ナメ滝の連続である。
そしてそれらのほとんどに名前が付けられている。
長滝・曲滝・薬研瀑・五層瀑・九重瀑・清千滝・大蛇滝(おろちたき 右の写真)・波寄滝・流星ノ滝(上の写真)・鈴鳴瀑・六角瀑etc.
六角瀑の上流は、滝の看板は設置されていなかったが、ナメは延々と続いている。
この雨知滝は布生六十瀑とも呼ばれるという。
私の確認した限り、滝の看板は十余りであったから、あの上のナメ滝にも、全て名前が付けられているのかも知れない。
(2004年5月4日)



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