県道694号布生夏見線を通り、月ノ瀬滝を少し過ぎた辺りに、道端に大きな案内板があった。
それによれば、この奥に雨知滝というのがあるという。 なお、雨知滝とは一つの滝の名前ではなく、赤目渓谷のような滝の多い谷のことであり、「あしだに」と読むそうである。 数分走ると、「雨知滝 国見山→」と書かれた道しるべを見つけた。 道しるべに従って右折し、民家の中を走り抜け、舗装された林道に入る。 林道に入って200m程で最初の滝・馬洗滝の看板を見つけた。 車を停め、谷に降りてみると、落差1.5mほどの小さな滝である。(上の写真) 次には金谷滝の看板を見つけた。 ところが谷へ降りても、そこには堰堤しか見当たらない。 金谷滝は、堰堤工事で破壊されたのであろうか。 更に林道を進むと、橋を渡って右へ曲がる道と、谷沿いを直進する道の分岐点に差し掛かる。 ここは谷沿いのダート路を選び、なおも走る。 途中の小さな橋の下には、夫婦瀑の看板が掛かってた。 その名の通り、大小二条の流れに分かれるナメ滝である。 夫婦瀑からほどなくして林道の終点に着く。 車を停め、「国見山雨知滝の道」に入る。 ここから先は、ナメ床・ナメ滝の連続である。 そしてそれらのほとんどに名前が付けられている。 長滝・曲滝・薬研瀑・五層瀑・九重瀑・清千滝・大蛇滝(おろちたき 右の写真)・波寄滝・流星ノ滝(上の写真)・鈴鳴瀑・六角瀑etc. 六角瀑の上流は、滝の看板は設置されていなかったが、ナメは延々と続いている。 この雨知滝は布生六十瀑とも呼ばれるという。 私の確認した限り、滝の看板は十余りであったから、あの上のナメ滝にも、全て名前が付けられているのかも知れない。 (2004年5月4日) |