名張市の滝（６）

行働の滝（行者不動滝）

香落渓羅漢滝の対岸にある行者不動滝に、滝見道があるとの情報を掲示板で頂き、向かうことにした。 県道８１号名張曽爾線を走って香落渓に入り、羅漢滝を通り過ぎて河鹿橋を渡る。 路肩に車を停め、橋を渡ったところから始まる旧道に入る。 ２０分ほど歩き、羅漢滝の看板が対岸に見える頃になると、残念なことに旧道はダム湖の中に水没し、通れなくなっていた。 滝見道まではあと５０ｍほどのところなのだが、引き返すことにする。 車に戻り、行者不動滝の落ち口が望めるという梶川林道に向かう。 カジカ滝を通り過ぎ、林道を終点まで走ると、「行働の滝見晴らしコース５００ｍ」の看板があった。 昭文社の地図では行者不動滝と記載されているこの滝は、地元では行働の滝と呼ばれているらしい。 良く整備された遊歩道を歩いて、１５分ほどで滝の落ち口に着く。 滝の左右はどちらも切り立った岩壁になっており、ここから降りることはロッククライミングの技術でも使わない限り不可能である。 残念ながら滝身を拝むことはできなかったが、せめてもの記念にと、落ち口の上の小滝をカメラに収めた。 （２００４年５月４日）