日神不動滝から車に戻り、村道日神線を奥へ進む。 ほどなく林道西浦線と林道上骨線との合流点に着いた。 三叉路を右へ曲がり、西浦林道に入る。 林道は一旦高度を上げた後、急な下り坂に転じて、谷に近付いていく。 西浦林道入り口から約1.5キロ程のところに、「日神遊歩道20分」「日神大滝7分」と書かれた道しるべがあった。 道しるべの先の山道を下っていくと、日神大滝の方へ行けるようである。 林道西浦線は荒れており、四輪駆動車で無いと通過が困難であるので、普通車の方や徒歩の方は、日神大滝横の山道から直接ここまで歩いたほうが良いだろう。 以前は山道が谷沿いに付いていたため、比較的楽にいも塚滝に行くことができたようだが、今は林道ができたため、滝にたどり着くのは困難になっている。 しばらく進んだところの堰堤上から、藪をこいで谷に降りる。 ほどなく川幅一杯に広がった滝壷を持つ小滝に行く手を阻まれ、林道に引き返すことになる。 小滝を巻いた辺りで再び谷に入り、10分ほど沢歩きをすると、いも塚の滝が見えた。 落差10m程の幅広の斜瀑である。 三日月型の波を立てながら、滝壷へ音も無く滑り落ちる水流が美しい。 (2003年6月15日) |