いも塚滝から西浦林道に戻り、日神渓谷支流の谷にあるという黒滝を目指す。 連続する二つのヘアピンカーブを曲がり、林道左から落ちるいくつかの谷に目を凝らす。 途中道の上に鉄板が敷いてあるところがあったので、この辺りかと見当を付け、車を路肩に停めて谷に入る。 試しに登ってみるが、滝のありそうな雰囲気は無い。 仕方なくそのまま杉林の中を歩き、一本下の谷を登ってみることにする。 ところどころに滑床があり、こちらはいかにも滝がありそうである。 15分ほど谷を登ると、前方に大きな岩壁が見えた。 落差20mの黒滝である。 水量は少ないものの、堂々たる黒い岩塊には、迫力を感じる。 ただ、林道建設の折り、無神経に土砂を谷に押し出したらしく、滝壷の辺りがゴロ石で埋まっているのは、残念に思った。 (2003年6月15日) |