国道477号鈴鹿スカイラインを西進し、滋賀県方面へ向かう。 百間滝橋を通り越し、すぐのところにある駐車場に車を停め、右岸から御在所岳表道コースに入る。 堰堤や小滝を右に見ながら登山道を歩き、途中で見つけた薄い踏み跡をたどって谷に降りる。 谷が右に折れ曲がる地点に落差20m程の斜瀑があり、これに行く手を阻まれる。 右側から立ち木を利用して巻き上がると、巻き道にたどり着いた。 滝に近付くにつれ段々明瞭になってくる巻き道を進むと、落差70m、三重県北部屈指の大瀑である百間滝が姿を現した。 滝を仰ぎ見る。 水流は少ないものの、その大きさは圧倒的である。 滝壷の透明感も申し分ない。 その姿かたちは、名瀑の名に値するものと言えよう。 残念なことに、御在所岳頂上付近にあるロープウエイ施設などから、この谷へ排水が流されているようである。 その為見た目には美しい水も、臭いを嗅げば異臭がする。 沢登りをする時には、水は現地調達するのが常だが、この谷を登るときは、水を担ぎ上げる必要がありそうである。 (2004年4月17日) 大雨の降った翌日、再び百間滝に立ち寄ることにした。 増水した百間滝は、周囲の新緑ともあいまって、予想以上の素晴らしい姿を見せてくれた。 (2004年5月22日) |