源助滝から登山道に戻り、屏風滝を目指す。
一時間ほど良く整備された登山道を進むと、ふいに道が無くなった。 道を探しながら少し引き返すと、木橋を降りたところにキャンプには良さそうな広場があり、そこにはいくつもの巻きテープがあるのに気付いた。 これが噂に聞いた「テント場」であろう。 事前に集めた情報では、「テント場」から先は、道が無いとのことである。 ここから谷に入り、遡行を始めることにする。 途中、右から落差5m、幅3m程の幅広の斜瀑が落ちているのが見える。 奥を覗くと、牛鬼滝が落ちていた。 左上に、高さ100mはあろうかという岩壁が見える。 屏風岩である。 どうやら滝は近いようだ。 遡行を続けると、右手に屏風滝が落ちているのが見えた。 落差70mの美しい滝である。 昨日までの雨で増水していることもあり、周囲の紅葉ともあいまって、素晴らしい絶景である。 三重県屈指の名瀑と言っても過言では無いだろう。 |