四の滝を右上に見つつ、三の滝を左側から越える。 上から垂らされた、二本の虎縞のロープを手に、岩壁に打ち付けられたコの字金具や岩の窪みを足場にして、ほとんど垂直に近い崖を登って行く。 三の滝を登りきると、そこは四の滝の滝壷になっていた。 四の滝を拝む。 落差8m程の、二条に分岐して落ちる美しい斜瀑である。 一しきり滝を楽しんだあと、トレッキングコースを進む。 四の滝を左から巻き越え、しばらく山道を進んでから谷に降りる。 左から入る支流の谷を見送った後で、巻きテープに従って山道に入る。 尾根にたどり着くと、そこは幅1m程の切り立った岩が数十m続く、牛の背と呼ばれる奇岩の名勝であった。(右下写真) 左右の深い谷を見ながら牛の背を通り過ぎ、数分歩くと、ひょっこり林道桐原浅里線に出た。 「牛の背 5分」と書かれた看板が立っている。 そこから紅葉の滝の看板近くに停めた、自分の車までは、林道を下って5分少々であった。 |