いなべ市の滝(3)


白滝

紫の滝から国道306号線に戻り、左折して関ヶ原方面へ向かう。白滝
瀬木信号交差点で右折して、県道657号川原北勢インター線を走る。
中電西部変電所・京ヶ野ゴルフクラブと通り過ぎ、しばらく進むと、「白滝 東林寺」の道しるべが見えた。
道路のそこここにある道しるべを頼りに、東林寺へ向かう。
東林寺の駐車場に車を停めると、木々の間から白滝が見えた。
遊歩道を歩き、白滝を拝む。
落差22mの美しい直瀑である。
滝の横には、不動明王が祭ってあった。
この東林寺は現在は臨済宗であるが、かつては天台宗の寺であったようである。白滝
修験者との関係も深く、臨済宗になった今でも、時折滝修行に訪れる人がいると言う。
岩を打つ滝の流れを見ながら、ひっそりとした山中に響く滝音に耳を澄ませる。
心が少しずつ、癒されて行くのを感じる。
この滝には「養老の裏滝」との別名があるようだ。
俗化の進んだ表の滝より、こちらの滝のほうを好ましいと感ずる人は、多いのではないかと思われた。
(2004年8月16日)
白滝
白滝


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