紫の滝から国道306号線に戻り、左折して関ヶ原方面へ向かう。 瀬木信号交差点で右折して、県道657号川原北勢インター線を走る。 中電西部変電所・京ヶ野ゴルフクラブと通り過ぎ、しばらく進むと、「白滝 東林寺」の道しるべが見えた。 道路のそこここにある道しるべを頼りに、東林寺へ向かう。 東林寺の駐車場に車を停めると、木々の間から白滝が見えた。 遊歩道を歩き、白滝を拝む。 落差22mの美しい直瀑である。 滝の横には、不動明王が祭ってあった。 この東林寺は現在は臨済宗であるが、かつては天台宗の寺であったようである。 修験者との関係も深く、臨済宗になった今でも、時折滝修行に訪れる人がいると言う。 岩を打つ滝の流れを見ながら、ひっそりとした山中に響く滝音に耳を澄ませる。 心が少しずつ、癒されて行くのを感じる。 この滝には「養老の裏滝」との別名があるようだ。 俗化の進んだ表の滝より、こちらの滝のほうを好ましいと感ずる人は、多いのではないかと思われた。 (2004年8月16日) |