松阪から国道166号線を西に進み、飯高月出地区に入る。 道路の左に「国指定 月出の中央構造線→7km」の看板を見つけ、右折する。 道しるべに導かれるまま中央構造線方面へと進むと、左手に「三峯山月出不動尊」の看板が見えた。 車を路肩に停め、紫陽花の咲く参道を登って不動尊に手を合わせる。 不動院の裏手から山道に入り、緩やかな斜面を登って行く。 谷は不動院の左右に一本ずつ流れているが、滝は左側の谷にある模様である。 5分ほど歩くと、谷のほうから激しい水音が聞こえる。 谷へ降りて見ると、落差3m程の直瀑が落ちていた。 修験道の滝修行にちょうど良さそうな美瀑である。 ひとしきり滝を楽しんだ後、なおも山道を登る。 先ほどの滝の上に、幾つかの小滝が連なっているのが見える。 山道が左岸(谷の右側)から右岸に移ったところに、祠が祀られいるのを見つけた。 傍らには、幹周り5mはあろうかという巨木が立っている。 恐らく不動滝と同様、この木もご神木なのであろう。 先ほどの3m滝の落ち口に降り、不動滝を見上げる。 最上段は2mの直瀑であり、二本の谷が合わさる合流瀑ともなっている。 続く二段目は2mの斜瀑で、1mの直瀑がそれに続く。 四段目は1m程の斜瀑で、これが先ほどの3mの直瀑へと繋がっている。 総落差は9mといった所であろうか。 折からの渇水でほとんど水が流れていないとの情報もあったが、昨夜飯高に降った大雨のおかげで、なかなか迫力のある姿を見せている。 (2005年7月10日) |