和歌山街道散策コースの駐車場でUターンし、もと来た道を戻る。
しばらく走ると、右手に壊れかけた吊り橋と小さなコンクリートの橋が見える。 右折してコンクリートの橋を渡り、次いで作業道舟戸小村線に入る。 道はダート路であるが、比較的荒れてはおらず、注意すれば普通車でも通行可能であろう。 右下を流れる舟戸川を眺めつつ林道を走る。 一つ目の分岐点を直進すると程なく右の急カーブである。 カーブの頂点で付原(つけわら)谷ともう一本の谷を越え、カーブの連続する林道を高度をかせぎながら登っていく。 左のはるか下方に付原谷が見える辺りに、二つ目の分岐点がある。 ここは右折して、林の中を登っていく。 しばらく走ると右下に谷が見えて来る。 谷沿いに続く林道を進むと、前方の樹幹から上内住の滝の、黒い炭のような岩肌が見えた。 路肩に車を停め、斜面を下って滝を拝む。 落差20m程の、かなりの大瀑である。 飯高の山を歩いていると、人知れず落ちている名瀑の素晴らしさに驚かされることはしばしばあるのだが、この上内住の滝はまさにそういう滝である。 (2005年6月20日) |