飯南町の滝(25)


木地滝

林道終点の奥から続く、谷沿いの山道に足を踏み入れる。木地滝
100m程歩くと、コンクリートの橋がかかっている。
右岸から谷に降り、倒木を乗り越えて谷を20m程さかのぼる。
倒木の葉には緑が残っており、この夏の台風で倒れたものと思われる。
数分で木地滝に着いた。
落差3m程の幅広の斜瀑である。
エメラルドグリーンの滝壷が美しい。
この木地滝は、かつて木地師達の憩いの場であったと言う。
木地師とは山々を渡り歩いては雑木を切り倒し、味噌汁の椀などを作る職人のことである。木地滝
木地師発祥の地は近江(おうみ)の国、即ち滋賀県の小椋(おぐら)谷といわれている。
この辺りは近江から遠くないところであるから、木地師たちも多くいたようである。
(2004年12月12日)


段々滝ヘ青猪十滝ヘ



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