一旦歩道に戻り、二つ滝を左から巻き上がる。
神名原川本流沿いには良く整備された歩道が付いているが、こちらの谷には道は無いので、沢歩きとなる。 さしたる難所も無く50m程谷をさかのぼると、大滝が見えた。 落差12m程の、2段に分かれて落ちる段瀑である。 7m程の上段は二条に分かれる分岐瀑、5m程の下段は角度45°程の斜瀑となっている。 大滝の名が示す通り、滝の多い神名原地区では最大の滝で、激しい滝音と共に落下するその姿は迫力がある。 沢を引き返すのも面倒なので、左の急斜面を巻き上がると、そこにはコンクリート舗装された小道があった。 この辺りは、今は山の中であるが、数十年前は人里であったようで、至るところでこういった小道や棚田の石垣が見られる。 右に折れると林道に出た。 ちょうど前には、柵で囲われた上水道施設があった。 (2004年12月2日) |