不動滝から不動院の前を通り過ぎ、コンクリートの橋を渡って神名原川本流の右岸に続く歩道に入る。
2〜30m上流に進むと、右から長井谷が入ってくる。 滝音に樹幹を除くと、合流地点から10m程先に二つ滝が落ちているのが見えた。 歩道脇の竹やぶをかき分け、谷に降りて滝を拝む。 落差3m程の美しい直瀑である。 この滝には“ごんげ滝”との別名があるという。 この“ごんげ”とは恐らく、不動明王と並んで修験道の本尊とされることの多い、蔵王権現のことであろう。 この別名と、不動院からほど近い距離にあることを考え合わせると、この滝も不動滝と同様修験者達の修行の滝だったものと思われる。 (2004年12月2日) |