距離 3.3km。 時間 1時間30分(船の時間は含まない)
灯明山の標高は171m。神島一週コースは「近畿自然歩道」のコースでもあり、整備が行き届いている。看板や表示もあり、まず迷うことはない。コース自体は1時間で回れるが、船の本数が少ないので、結局は一日潰れます。自然歩道以外にも観光コースを回って、時間潰しをしてください。
港の郵便局前の看板に、各所の観光案内が描いてあります。でも登山コースは書いてません。街中の時計台跡、流れ井戸、八代神社を経て坂道を上がり、神島灯台に着く。ここからの渥美半島は手が届くようだ。灯台内には飼われているのか、猫が10匹近くいる。人間慣れしてるのか全然逃げない。
灯台から山に100mほどでレーダー塔への分岐点がある。「近畿自然歩道」から離れてこの分岐へ入る。85mでレーダー塔に着き、その奥に頂上がある。景色はかろうじて少しだけ見える。頂上の奥に下山道があるが、これを行くと、横山岳の尾根を通ってタンクのある畑道に入り、街中に直で行く山道。結構面白いです。時間の余裕があれば行ってください。20分で街中に戻ります。
分岐点に戻って監的哨跡へ向かって山を降りていく。監的哨とは第二次世界大戦まで、海軍に使われていた施設で、軍艦の大砲の練習の時、着弾の確認のために使われていた監察施設。三島由紀夫の「潮騒」のラストのシーンでも使われた。二階の上からの眺めは最高!建物の壁には落書きがたくさんある。中にはなんと!「三島由紀夫」と書かれたものが・・・うーむもしかしてこれは本物か!三島由紀夫がスプレー缶で自分の名前を落書きしたのか。三島由紀夫もお茶目だなあ(笑)。
坂道を下ってカルスト地形、ニワの浜、八丈島、古里の浜と島を巡っていく。道はとても歩きやすい。景色につられてどんどん歩いてたら、いつの間にか街中に戻ってしまった。1時間もかからなかった。
帰りの船までまだ3時間ある。もう一周してみよう。というので結局上記の山頂から街中に直で行く下山道や、他の畑道など色々調べてしまいました。島を4週もしてしまった。

参考コースタイム 港(15分400m)八代神社(20分400m)神島灯台(5分100m)分岐点(5分85m)レーダー塔・頂上(3分85m)分岐点(10分300m)監的哨跡(15分400m)カルスト地形(5分200m)古里の浜(20分港)

補足 神島のホームページ「鳥羽市立神島小学校のホームページ」がお勧めです。実に詳しく神島の紹介が載ってます。小学校のホームページとは思えません。

●神島航路(中之郷〜神島)
       
中之郷発 732 940 1345 1725 1650
佐田浜港 742 950 1400 1735 1700
和具 802
菅島 1010 1420
神島着 828 1038 1448 1813 1738
 
         
神島発 655 845 1110 1530
菅島 915 1140 1600
佐田浜港 737 935 1200 1618
坂手港 1210
中之郷着 744 943 1217 1625
運航=△は3/1〜10/15のみ ▲は10/16〜2/末日
鳥羽〜神島¥710(360)
( )内は小児運賃
●左は鳥羽〜神島間航路の時刻表です。10分前には乗り場に待機してください。
●最終便は15時30分です。これを逃すと神島にお泊りになりますので、注意してね。
●波の高い日には結構揺れます。船酔いに弱い方は注意してください。
●島にはコンビニはありません。食堂もオフシーズンはやってませんので、食事に関しては事前に弁当持参がいいでしょう。
以下は菅島のホームページです。いろんな特色があって面白い。
鳥羽市菅島町のホームページ
観光案内には最適です。花嫁募集のページがとってもいい!一度覗いてみてね(特に女性の方は)。
三重県のホームページ 三重の離島
神島・答志島・菅島・坂手島・渡鹿野島・間崎島の詳しいガイドが載っています。

距離 9.4km。 時間 約3時間(船の時間は含まず)。
大山の標高は237m。神島に比べると船の便が多いので行き帰りが楽です。灯台コース(地図上のオレンジの太線)は、近畿自然歩道のコースでもあり、表示看板がしっかりして、道もよく整備されてます。反対側の大山登山のコース(地図上の赤線)は、山道で看板も少ないですが、迷う事はまずないでしょう。
基点は港の市営定期船乗り場。ここから公園を通って西側の道を進む。別館村田家を過ぎて、どんどん斜面の舗装道を行く。大きな給水タンクを過ぎて30mほどで、左側に「大山登山口」の小さな看板がある山道に入る。ここからしばらくは登り道だが、すぐ尾根に出て太平洋側に出る。
紅つげの低木が生える斜面の道を、採石場を見ながら歩く。山がごっそり削られてる。これだけ削られてるのを見たのは伊吹山以来だ。自衛隊の第一慰霊碑に寄り、道を東に取る。山頂下を過ぎたあたりで、左に「山頂へ」とある看板に添って登って行く。この看板小さいので見落とさないで。低木があり結構足を取られる。途中尾根道と合流して山頂へ。
山頂は木が切り払われてて太平洋が見えますが、ここよりも下山に使う尾根道の景色の方がいい。気が付いたんだけど、ここにも「イセ AOKI」さんのプレートがあった。しかも2枚も!いやあすごいなあ。下山は尾根道を通ってください。自衛隊の第二慰霊碑には寄れないけどね。
看板のある分岐点と合流し、下って林の中を進む。しばらくすると「役の行者の石碑」のある分岐点に出る。ここは山道が5本合流しており、しかも矢印が町に行く道しか指していないので、非常にわかりにくいです。地図であるように、「おんま浜」へ抜ける道を通ればよいのですが、わからなければ町に下りてから、「近畿自然歩道」沿いに歩いて周ったほうがいいでしょう。15分余計に掛かるぐらいです。私は間違って黒崎に進む山道をえんえんと歩いてました。
近畿自然歩道は看板がしっかりしてて、迷う事はありません。私の一番のお気に入りポイントは、「しろんご浜」と「おんま浜」です。ここは沖縄か!というぐらいきれいだ。逆に「監的哨跡」は神島の物と違って、景色が全然見えません。行っても無駄です。
あちらこちらの枝道を通って、人気の無い海岸を探すのも良し。まるまる一日楽しめる島です。

●菅島航路(中之郷〜菅島)
             
中之郷発 740 940 1125 1345 1615 1740 … 
赤崎 745 … 
坂手港 1625 … 
佐田浜港 757 950 1135 1400 1640 1750 1845
菅島着 815 1006  1153 1416 1658 1808 1903

                 
菅島発 710 820 915 1140 1315 1600 1710 1820
佐田浜港 730 840 935 1200 1335 1618 1730 1838
坂手港 1210
中之郷着 738 848 943 1217 1343 1625 1738
◎印は学校休校日、赤崎に寄港しません。
鳥羽〜菅島¥490(250)
( )内は小児運賃

菅島の採石場
「無惨やな 兜の下の きりぎりす」という有名な句があるけど、まさしく無惨です。
下の写真は菅島の採石場の写真です。上の地図の第一慰霊碑の近くで撮影しました。対岸の鳥羽の日和山からも見えます。
島の面積の5分の1を占めてるこの採石場は、大正時代から採石が始まりました。戦中戦後の中断時期を経て、最近ではあの大赤字が見込まれ、愛知県をいづれ破産させると噂されてる「中部国際空港」の埋め立てに、土砂がバンバン使用されてます。まさしく「島を削って島を作る」という、超無駄な事に使われてます。
2〜3年後から、鳥羽市を中心にして、この採石場の緑化推進プログラムが動き出すそうです。というのは、採石業者が鳥羽市に「緑化の為に」と数千万円の寄付をしたそうで、それを受けて鳥羽市もようやく重い腰を上げつつあるようですね。業者から言われてするんじゃなくて、自分からしろよなあ鳥羽市役所!
話は変わりますが、「中部国際空港」って何で作るんやろねえ。この間なんか中日新聞に一面公告出してましたよ。「建設費用は関空の6割」だって。バカと違うか。費用は6割だが、それ以上の需要は全然見込めないやないか!今でも国際空港って羽田・成田・関空で十分足りてる。成田はいっぱいだけどそれは首都圏だから。背景人口2000万の関空でも大赤字だ。背景人口たかが800万の中部国際空港が、どないしたら黒字になるねん。まさしく愛知県の神田知事は低能ですバカです、そんな神田を選んだ愛知県民は大間抜けです。