距離 約往復3km。  時間往復4時間。
標高778.3mで度会山地の主峰。別名は「白岩山」。アプローチもしやすく、看板や表示もしっかりしている。野原の集落までバスがあるが、本数が少ないためお勧め出来ない。出来れば車を利用した方が良いでしょう。野原からの林道を進み野口新田の集落を抜け、植林された杉林の中を行く。途中舗装は途切れるが、四駆だったら登山口近くまで車で行けます。ウチのファミリアでは舗装最終地点までが限界だ。舗装が切れ、しばらく行くと「白滝」が道の左に見える。さらに行くと分岐点があり、小さな祠がある。ここを左へ。さらに200mほどで小屋がありここが登山口になる。登山道は右の山道です。
ここからは杉林の細い登山道を行く。杉林が切れると、ブナ中心の自然林になり視界が明るくなる。ついでに虫も多くなる。ジグザグの急坂を上がると尾根道に入り、10分ほどで獅子ヶ岳につながるルート表示がある。自身のある方は行ってください。道をちょっと離れた所に展望岩がある。ここから松阪が見えます。しばらく進むとすぐ頂上です。頂上には一等三角点がある。景色抜群。頂上の反対側には他のコースが続いてます。
今紹介したのは「野原コース」です。他にも「板取コース」「藤ヶ谷コース」「若瀬コース」があります。それらのコースは最近登っていないので、また調べなおします。しばし待て。(野原コースが一番楽です)

参考コースタイム 舗装最終地点(約10分)白滝(約5分)祠(約10分)登山口(約1時間20分)展望岩(15分)頂上

七洞岳と獅子ヶ岳は度会山地の二大主峰でしょう。標高が他に比べて大きいですし、山容も広い。これで登山客がもう少し多ければなあ。獅子ヶ岳の標高は733.3mです。この山は登りも結構きついですよ。
やっぱりこの山もバスが少なくて、アプローチがしにくいです。なるべく車を使われた方が良いでしょう。

「注連指コース」・・・距離 往復4.5km。 時間 往復約4時間。県道から注連指(しめさす)の集落へ行く道が、なかなかわかりにくいです。赤い橋があり、そこを南に曲がって行きます。一応「獅子ヶ岳」の看板があるのですが、小さくてしかも伊勢方面からしか見えません。行き過ぎないように。注連指の集落を過ぎて奥出の分岐点を左へ。その林道を終点まで進む。ここが登山口で車が置けるようになってます。
登山口からは杉林の中を堰堤の横を進む。堰堤で区切られてはいるが、川には岩魚がいそうだ。川沿いに進んでいくので、水には困らない。川を離れ急坂になっていく。下山にはストックがいるなあ。持ってくればよかった。やがて自然林に変わり、遠くに山頂が見えてくる。尾根を上がり「日の出の森」行きの下山路の看板がある。ここから200mほど行くと一ノ瀬乗越(いちのせのっこし)と呼ばれる峠だ。ここから右へ山道を270m行くと山頂である。まっすぐ行けば小萩登山口へ降りる。左へは「弁当岩」と呼ばれる岩に10分で行く。
山頂への270mはめちゃ急坂だ。途中展望岩があり、ここで私はいつも弁当を広げる。ついでにビールも飲んじゃう。あと10分で山頂だ。山頂は視界が悪いため、ここで休んでる人はあまりいない。山頂から西へ15分行った「西側展望岩」か、先ほど記した展望岩、または「弁当岩」で皆ご飯食べてます。
参考コースタイム 登山口(約1時間1.7km)「日の出の森」への分岐(15分200m)一ノ瀬乗越(20分270m)頂上(15分400m)西側展望台

「小萩コース」・・・私はもっぱら下山道として使ってます。「日の出の森」から登った際、この道を使って下山し、広域林道を通って元の「日の出の森」に帰る。広域」林道からの眺めは結構いいです。「一ノ瀬乗越」から広域林道までは約1時間ぐらいです。

距離 往復約4km。 時間 往復約3時間。
標高413.8m。待ちにまった温泉付き登山です。伊勢志摩で麓に温泉がある山なんて珍しいよー!基点は玉城弘法温泉「アスピア玉城」の駐車場に置いて下さい。バスなら玉城町原のバス停で。
アスピア玉城から南へ進んで伊勢自動車道の高架をくぐる。ヒジヤ池と新池に挟まれた分岐点を左へ。土砂を運ぶトラックがよく通ります、注意して。新池沿いを歩いて杉林の中を進んで行くと、弘法石の安置されている祠に突き当たる。この石は百瀬側の災害復旧の際に200年ぶりに発見された石とのこと。この祠の隣には、参詣用の木の杖が置いてある。どうぞ使って下さい。
この祠の右の林道を30mほど進むと、左に「国束山登山道」の看板があり、山道が続いている。これは旧参詣道で斜面もあまり急じゃありません。ゆっくり登りたい方はここを進んでください。私はもっぱら下山道として使ってます。
左の山道(旧参詣道)に入らず、そのまままっすぐ林道を進むのは「谷コース」で、渓流沿いで水の音を聞きながら歩けます。ただし川と別れてからは急斜面になり、結構辛い。尾根に出て右に10分ほど行くと「鳴子山」という三角点のある小山に出る。標高は375.1m。ここは展望はあんまり良くないです。戻って20分ほど尾根を進むと、頂上に出る。ここもあんまり展望は良くないです。宮川が少し見えます。奥の院の跡があり、ここが休憩ポイント。道は奥に続いてるんですが、これは度会町平生に降りる道で、麓に現在の国束寺があります。かなり藪に覆われているので、馴れた方以外は使わないように。
頂上から北へ降りるのが旧参詣道でここを降りる。頂上下には国束寺跡ががらんと残っている。戦前までは国束寺はここにあって、結構参詣客で賑わったそうです。10分ほど降りると右に分岐する道があり、「的山へ」と表示されている。ここを進むと尾根伝いに「的山公園」に出ますが、このルートは下山に結構時間がかかり、温泉からも4km以上離れた所に出るので、馴れた方以外は使わないように。
元の旧参道を下山して行くと、谷コースと合流、弘法石の祠に戻る。温泉まではもうすぐだ。
玉城弘法温泉「アスピア玉城」は料金500円。営業時間は10時から19時まで。休みは毎週水曜(祝日は営業、木が休みになる)。ぬめぬめして気持ちいいです。肌にはいいみたい。

参考コースタイム 温泉(20分約1km)弘法石(40分)尾根分岐点(10分)鳴子山(20分)国束山(40分)弘法石(20分)温泉

写真は「白滝」。水量が多い。

上の写真は展望岩から見た南の光景、下は榊ヶ岳

一番奥の山が国束山。手前がアスピア玉城

「日の出の森コース」・・・最近作られたコースで、現在では「注連指コース」に替わって、一番よく使われてます。距離往復2.4km。時間往復3時間。途中には「榊ヶ岳」と呼ばれる、獅子ヶ岳の分峰があり、これは標高650mと結構高い。
北からは注連指から、南からは小萩から、広域林道を使って、「日の出の森」公園に行って下さい。車はここに停めます。公園の「山頂広場」(一番高い所)から、「獅子ヶ岳登山道」の看板があり、そこが登山口です。尾根を上がって5分ほどで、榊ヶ岳山頂に出る。榊ヶ岳山頂は展望悪く、「イセ愛山会」さんのプレートがあるだけです。
尾根をどんどん進んで鞍部に下りて、再び登って行く。ここらはアップダウンが激しいです。時折木々の間から目の前に獅子ヶ岳の山頂が見えます。汗かきべそ掻きで、「注連指コース」に合流します。この後は「注連指コース」と同じです。
参考コースタイム 日の出の森駐車場(5分200m)登山口(5分150m)榊ヶ岳(30分900m)注連指コースとの合流点