鳥羽の小浜という小さな半島がある。鳥羽市内から2kmぐらいしか離れていないが、鳥羽グランドホテル・ホテル湯楽々・小浜荘など多くの宿泊施設がある。
実はこの小さな半島は、里山の宝庫なのだ。北から「村山」「大日和山」「高山」と、現在登れる山は3つある。登山口は非常にわかりにくいが、登山道自体は整備されてて登り易い。興味のある方は一度試してみて下さい。
ただし展望は悪いので、ご勘弁のほどを・・・。

距離  鳥羽駅から往復5km。  時間  往復2時間。
村山である。一昔前の総理大臣と同じな前である。でも「村の山」というすごーく単純な所から語源があるんだろうな。だからと言ってこの山が阪神大震災の時、何もわからずうろうろしてた元総理とは全然関係が無いのだ。あー余計な事書いてしもた。
車を停めるのは小浜の港付近。でもあんまし駐車スペースが無い。停められそうなんだけど、よくよく見たら地元の人達の駐車スペースが多いらしく、間違ってそこに停めたらボコボコにされるのは必定。できれば鳥羽駅JR側の無料駐車場を使って歩いて来て。30分もあれば小浜集落に来れます。
この山の難しい所は、とにかく登山口がわかりにくいって事です。国土地理院の2万5千分の1の地図には、登山口は載ってません。で仕方が無いのでゼンリンの住宅地図をコピーして持ってきました。小浜の集落は自転車が1台通れるかって道がごちゃごちゃしてて、まるで迷路です。実は私、登山口探すのに1時間かかりました(笑)。最初は「小学校辺りかなあ」なんて思って、そこら辺をうろうろしてたんだけど・・・まるで変質者だ(笑)。でそれらしい道が無い。で隣のお寺(斎渡院)に行ってお寺の中の墓をうろうろする事30分。ここも違う。
お寺の正面から北へ少し行くとお寺の別院と保育所があり、そこの南側から西に向かって山道が・・・これだ!って事で発見しました。もちろん案内板表示板なんて一切ありません。
山道はほとんど傾斜が無くて登りやすく、20分で頂上。で頂上の展望は無し。標高81mの里山であった。

コースタイムは鳥羽駅から頂上まで50分だ。集落で道に迷えばもっとかかる。
鳥羽駅(約1.5km30分)小浜集落(約1km20分)頂上

距離 鳥羽駅から往復2km。時間 往復1時間半。
鳥羽市内には日和山ってのがある。それに「大」を付けた名前なのだが、「大」と付いてるにもかかわらず、標高はたったの97mだ。名前だけの張ったり野郎だ。
この山も山道の入口がわかりにくい。概略図で大まかに示したんだが、迷う事必定だ。
「村山・大日和山拡大図」を見ていただいたら、わかると思うのだが、北側から南側からの登山道入口は、細い集落の道の中にあるので、どこをどう曲がってなんて説明できない。磁石とこの拡大図とゼンリンの住宅地図は必ず持ってってね。ゼンリンの住宅地図は高いので、図書館でコピーしたら良いでしょう。私も道迷いまくりです。
南北の道が合流してる所にお地蔵さんがあり、そこから尾根沿いに本格的な山道・・・っても大した坂は無い。楽ちん道なんで、10分もしないうちに頂上である。ここも展望悪し。

距離 鳥羽駅から往復3km。時間 往復1時間ちょっと。
伊勢志摩には「高山」と呼ばれる山が何ヶ所かあります。南島町・鳥羽安楽島・そして鳥羽小浜。その中でも小浜のが一番低く、95mです。あっという間に登れる(ってのは言い過ぎかな)。
ホテル湯楽々(ゆらら)の向かい辺りに民宿うえまつ。そこの細い道を西側に入ってく。で70mぐらいで民家が途切れ、そこから山道。
電柱2本目すぎて左側に赤テープ。そこから斜面を登り始める。途中急坂なんですが120mで頂上。もうほんとにあっという間ですわ。もちろんここも展望悪し。
物足りない方は、拡大図にあるように、池の浦の海に足を伸ばして下さい。ここの景色は抜群です。ただ海岸にゴミが多いのが難点。

以上鳥羽小浜半島の里山なんですが、全部登っても3時間ぐらいです。それだけじゃあ面白くないので、鳥羽市内の日和山や鳥羽市内の散策と組み合わせたりした方が良いと思います。
写真はJR池の浦臨時駅付近から見た景色。右の頂上が高山、真ん中が大日和山、左端が村山です。海苔養殖が盛んな湾内なので、冬場は景色抜群!

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