別荘地のヘリポートから見た鷲嶺山頂

距離 往復約4km。 時間 往復約2時間。
鼓ヶ岳の標高は355.2m。五十鈴公園やおかげ横丁の目の前にある山。ルートは幾つかあるのですが、一番基本的なのは、内宮から五本松神社の参道を使うルート。でも参道とは名ばかりで、山道で整備・表示はあんまりされてません。基点は内宮に置いてください。
取り付き口は2ヶ所あるのですが全然分からない。表示も看板も何もありません。内宮から参宮道路を北に300mほど行った、「伊勢青少年修養団 研修センター」の看板を探してください。神宮会館まで行ったら行き過ぎです。「伊勢青少年修養団」の看板は100mほど離れて2ヶ所あるのですが、北側の「〜研修センター」の方の看板を目印に。
さてここまで来ました。ここからが問題です。
〇まずは私が良く使ってる「二大誓願の碑」石碑の入口です。「〜研修センター」の看板の坂道を登って行き、「伊勢青少年修養団」の研修センターの敷地内を通って、一番高いところに「二大誓願の碑」がある広い敷地まで行きます。敷地内の西側には石積みの低い壁があって、それの北に切れるあたりで、山に入れる取り付き口があります。非常にわかりにくいです。ここが登山道の入口になります。杉林の中をどんどん進んで行くと、5分ほどで大きな岩に出て、ここから尾根道に入る。さらに5分ほどで、後述の「五本松神社参道入口」からの道と合流。
〇「五本松神社参道入り口」は、「〜研修センター」の北に一本の民家の間を通る道があって、これを入っていく。30mで突き当たりの「伊勢祖霊殿」の建物に行くが、そこの敷地の中を通って奥の山の入り口に、古い鳥居があり、「五本松神社」の看板がある。この入口が全然分からない。この入口さえ見つけてしまえば、道には表示があるので、それに沿って行けばいい。谷筋を行くが、10分で先の「二大誓願の碑」からの道と合流します。
合流してからは、尾根道をひたすら登って行きます。斜面の急な所はロープが張ってあって、大変登りやすいです。滝倉団地からの山道と何ヶ所かで合流します。帰りはそれを使ってもいいでしょう。ただし内宮からはかなり離れた所に出ます。合流地点から20分ほどで五本松神社との分岐点にでる。左へ5分で神社へ。山頂は右へ。ここからはひたすら高度を稼いで、登り始めてから1時間で山頂です。展望は伊勢湾と伊勢市内が見える。まあまあかな。
山頂から西へ進むと「ひもろぎの里」へ行く下山路、もしくは前山へ縦走する道ですが、この道は時間がかかるので、ほとんど使われてません。私も最近は使ってないので、どないなってるんかなあ。
初めて登った時は、取り付き口が分からんので、内宮の駐車場の西側の「合格神社」(なんちゅう神社だ!)の敷地内と神宮林を、内緒で無理やり突っ切って、尾根道に出て登った事があります。神様に怒られるかなあ。

「鷲嶺(しゅうれい)」は別名「袴腰山」と言って、標高は548mで結構高い。でも全然有名じゃないんだなあ。登れるルートは何本かあるんですが、私が個人的によく使ってるのが、「鷲嶺の水穴」経由のコース。でもこのコースは非常に分かりにくくて、馴れた方以外はお勧め出来ません。初めての方は別荘地からのルートがいいでしょう。

「鷲嶺の水穴」経由ルート・・・サニーロードの横輪口から「平家の里」に向かってください。矢持の集落に入る入口に、黒壁の倉がある民家と鷲嶺への看板があり、林道の入口がある。ここを北へ入って行く。林道終点から山道に入り、杉林の中をどんどん登っていく。うっそうと茂った杉山の斜面に「水穴」はあります。ここで少し休憩。さらに赤テープに沿って山を登っていく。
ここからが問題。何しろ斜面が急で、赤テープもほとんど無く、踏み跡も見つけにくい。かろうじてテープを見つけながら、1時間ほどで尾根に出た。尾根道はわかりやすく、483m地点では「イセ愛山会」さんのプレートが有り、北上して40分で山頂に出る。山頂は展望が無く、石積みのケルンがある。

参考コースタイム 横輪口(1時間4km)矢持集落・林道への入口(800m20分)林道終点・登山口(30分500m)鷲峰の水穴(50分500m)尾根(40分1km)頂上

「別荘地」ルート(下山ルート)
・・・山頂から西に尾根を行くと、すぐに北に向かう道との分岐がある。北に向かう道は前山方面に行くルート。前山にはこれを使ってください。分岐を西に尾根沿いに行けば、10分で分岐点で、南への枝道は「鷲嶺観音」へ行く。観音さんは5分で行ける。分岐点より10mで別荘地に出る。道は砂利道。5分で舗装されたタンクのある道に出る。私はもっぱら下山専用で使ってます。
というのも別荘地の最高地点の「ヘリポート」と呼ばれる空き地から、100mほど下がったタンクのある所が、砂利道の入口なんだけど、別荘地の道は蜘蛛の巣のようで、さっぱりわからん!看板もねえ!まあ私有地だから仕方無いわな。

参考コースタイム 頂上(10m)前山へ行く分岐点(10分300m)鷲嶺観音への分岐点(10m)別荘地(10分400m)タンクのある別荘地・ヘリポート

五十鈴川から見た山頂。バイクは私の。

「鷲嶺ルート」・・・距離 往復約3km。時間 往復約2時間。
基点は鷲嶺の登る際に利用した別荘地です。まずヘリポートから鷲嶺の山頂に行きます。コースについては「鷲嶺」の別荘地ルートを参照してください。鷲嶺の山頂手前10mに北へ行く分岐点があります。ここを北に斜面を下りてください。道は広くて通りやすいです。500mぐらいで鞍部に出ると、左右に分かれる分岐点があります。左は山を巻いていく道、右は尾根を登って山頂へ行く道です。右に行ってください。400mも行かないうちに、尾根を外れて山頂を左に巻くように道が続いていく。70mぐらいで山頂の北側の尾根に出て、ここから南側の山頂に登りますが、道がわかりにくくなり、赤テープが頼りです。まあここでテープを見失っても高い所を目指していけば迷う事はありません(下山の時が怖い)。30mぐらいで山頂の三角点があり、展望は全くダメ。
帰りに別荘地をうろうろして写真を撮ってたんだけど、別荘地の北側から見た前山はきれいでした。登るより見る山だな。

参考コースタイム 別荘地ヘリポート・タンク(25分700m)鷲嶺山頂(20分500m)鞍部の分岐点(20分400m)尾根終点・巻き道(5分70m)北側尾根(2分30m)山頂

参考コースタイム 内宮(5分300m)取り付き口(400m10分)合流点(20分700m)五本松神社入口(20分600m)山頂

さて鷲嶺ですが、本格的に登山をされてる方以外には(水穴ルートは)お勧め出来ません。この間調査の時に地元のオバちゃんと話しをしたのですが、以前この山道で登山者が行方不明になって、消防団や警察が捜索したそうです。もし登られるなら、別荘地から登ってください。別荘地は「グリーンコート」「宮川パークランド」の二ヶ所が合わさってますが、「グリーンコート」の方です。