このページは、管理人”まるた”とその仲間の数々のアウトドアの記録のコーナーです。私とその仲間は「誰もやってない事に挑戦する!」という言葉をモットーにして、いろんな登山やアウトドアの記録に挑戦しています。ただしあまりにもくだらない記録が多いので、純粋な意味での記録性は全然ありません。読んで笑っていただければ幸いです。


●京都盆地外縁100kmハイキング 1990年3月。
京都盆地の山沿いをぐるっと一週100kmを一気に歩こうという企画。私の友人H井とM次(女)の2人が挑戦しました。私も参加するつもりでしたが、急用の為不参加。北山・叡山・百万偏・東山・宇治・長岡京・嵐山と一週。休憩は無し。コンビニ等への寄り道はOK。予定時間は24時間。距離は事前にバイクで測りました。
結果は・・・約60kmの地点で失敗・中止です。理由はM次のリタイヤだ。やいM次!お前は太りすぎなんだよ!だいたい153cmの身長で55kgは多すぎるだろう。だから事前にダイエットしろとみんな言ってたんだよ。H井よ、再挑戦するって言ってたけどあれから10年経つぞ。どうすんねん。「奈良盆地一週250kmハイキング」はどうなったんだ。今度は俺も参加させろ。

●海抜0mからの富士登山 1992年7月。
読んでその名の通りです。駿河湾の海の海抜0m地点から、富士山登頂を目指しました。企画は大学時代の友人のH井。参加者は私と会社の上司のM上さん。初日の朝に富士市の港に行き海の水に触って来る予定だが、港の岸壁が結構高くて手が届かない(当たり前だ)。仕方が無いのでザイルを使って懸垂下降した。港でクライミングなんて俺たちぐらいだろうな。しかし製紙工場のにおいが臭いよ。国道139号を使って富士宮市から富士スカイラインに入るんだけど、とにかく暑い。汗がダラダラと滝のように流れる。しかも荷物はテント・寝袋と一式全部背中に背負ってるので、20キロはある。5キロも行かないうちにコンビニからテント・コンロ・雨具等を、寝袋以外宅配便で家に送り返す。7キロほどに減った。体内から水分がどんどん出て行くので、水は2リットルのペットボトルを1時間ごとに空けてた。途中スーパーで塩を3キロ袋ごと買い時々舐めてた。俺らは馬かー。
ホント誰がこんな事考えたんだよ。まあ私やその仲間のモットーが「誰もやってない事に挑戦する!」というのなので、時々こういう馬鹿な事する。途中から馬鹿らしくなって、自販機見つけ次第ビールばかり飲んでた。あと体力を激しく消耗するので、コンビニ弁当2時間おきに食ってた。ぐでんぐでんに酔っ払って歩いてたな。
新5合目に着いたのが2日目の昼、一休みして深夜にヘッドランプで登る。寝袋一丁でマジで寒かったよ。山頂まで駆け上がってご来光を見て、しんどいのでお鉢めぐりはやめ。すぐに下に下りてまた富士市の港を目指す。富士市の港に着いたのは3日目の深夜12時近くだった。「まるた君、今日はここにテント張ろう。今から愛知県に帰るのしんどいわ」という事で、三菱物流倉庫の隣にテント張って沈没しました。
全行程114km。62時間。食べたコンビニ弁当19食。飲んだビール77本。舐めた塩3kg。

●三重県四日市の自宅から自転車で富士山登山 1993年7月。
読んで字の通りの記録です。私の友人のK川は四日市の自宅をMTBで出て、ひたすら漕いで3日後の昼に富士山の新五合目まで行き、自転車担いで富士山を登頂して(マジかよ)、また3日間かけて自転車で家まで帰ってきたつわものです。化けもんです。俺は誘われたけど行かなかった。死にたくねえよー!

●長良川源流うんこ遡行 1994年9月。
すいません。今から謝っときます。たぶんこれ読んで怒る人がいるでしょう。すまんすまん。ごめんくさい。あっこれはチャーリー浜のギャグか(知ってますか?)。
バイク飛ばして長良川に沿って国道156号を北上したんですよ。郡上八幡を越えて高鷲村の町営湯平温泉に入った時、調子こいてビール飲んで腹を冷やしたんですわ。ひるがの高原の入り口に夫婦滝ってのがあって、太平洋側と日本海側の分水嶺近くの長良川の最後の源流なんです・・・ここにバイク置いてそこから渓流を遡行したんです。滝を巻いて上にあがって2時間ほど進んで、地面を流れてた水が無くなって(その頃雨が少なかった)、「まあここが源流ということにしておこう。そんじゃ帰ろう」と思って荷物まとめた。
その時、「ぎゅるるるるー!」と腹が鳴り、突然便意を催した。「いかん!どっか薮に・・・うううう!」だめだ動くと出る。もう我慢できん。ちょっと出始めた!うわあ!
私は便意に耐えられなくなり、ズボンを下ろしてその場にしゃがみ込んだ。間一髪出始めてたうんこはパンツに付くことも無く、無事枯れた川原の上に・・・ため息をつく。たぶんビールの飲みすぎだ。
でも・・・俺なんか取り返しのつかへんことしてしもた。そう、あの河口堰反対運動とかで、「きれいな長良川を守ろう!」と皆が言ってるその川に・・・ああ俺はうんこしてしもた。しかも源流に。そうです私は河口堰を作った役人よりも汚い事をしました。源流つまりおおもとから汚してしまったのです。ごめん長良川ちゃん。
このこと会社の同僚に言ったら「ひどい!」って言われた。どうせ俺はエコ野朗からも嫌われているよ。ふんっ!、だ。

●八ヶ岳(横岳−天狗岳)厳冬期キムチ鍋縦走 1995年2月。
「誰もがやってない事に挑戦する!」というスローガンに、「ただの八ヶ岳の冬期縦走ではおもろない、なんやったら鍋持ち込んで毎日稜線で宴会せえへんか」と皆が燃えた企画。事前のミーティングでかんかんがくがくの論争があったが、最終的にキムチ鍋と決定した。参加人員4名は会社の同僚、S柿、O野、Y山、そして私。リーダーはS柿、私はサブリーダーだった。
大きな30リットルの鍋を私が背中のリュックに括りつける。駅の鏡で見たけどまるで亀だよ。ミュータント・タートルだ。白菜は1日2個使うと計算して、8個持っていった。もちろんこれもリュックに括るつける。大荷物をリュックに括りつけた私ら4人は、まるで救世軍で食いもんもらったベトナム難民だ。恥ずかしいよー、この姿で電車で茅野まで行ったもんな。キムチはバケツいっぱいにビニールで封してこぼれんようにしたけど、でも電車の中はキムチ臭かったぞ!同じ車両の他のスキー客は迷惑したろうな。でも誰も文句言わんかったな。「変な奴らだから関わらんとこう」、と思われてたみたいだ。俺個人としては、名古屋からの中央線はいいとしても、江南から名古屋駅までの名鉄の通勤電車が恥ずかしかったぞ。スーツ着たサラリーマンに混じって白菜と鍋抱えてるもんなあ。
4日間の予定でしたが、途中悪天候のため2日間停滞。結局5日間毎日キムチ鍋でした。とっても美味かったよー!特に腹持ちのいいお餅を入れるとむちゃ美味い!お餅とキムチは良く合います。縦走途中私が背負ってたキムチのバケツのビニールが破れ、服がキムチ漬けになってしまった。下山して温泉に入りに旅館に寄った。更衣室で服脱いだところ、私のパンツはキムチでまっ赤っ赤。それを見た旅館の掃除のおじさんが血と間違え、「ぎゃあああ!」
唯一の欠点がご飯が無かった事。やっぱりキムチにはご飯がすすむくんだよね。キムチと白米は永遠の愛を誓ったカップルのようなもの。片方が無いのはつらい!マジでつらかったよ。パンとキムチは全然合わへん。最後の辺りでは皆「ご飯くれー!白米喰いてえー!」と大の男4人がテントの中で酔っ払って叫んでんだよ。馬鹿だよ。
次はけんちん汁にしよう。

●たった7日間の本州一周バイクツーリング 1996年8月。
私の友人U本の記録です。会社を7日間休みを取った彼は、新しいバイクで旅行をした。嬉しくて嬉しくて観光せずにひたすらバイクを転がしていたらしい。普通日本一周は1ヶ月とか半年とかでするのに、早くて2時間で一つの県を通過してたらしい。これじゃ本州一周じゃないよ。走行距離2100km。バカツーリングだ。耐久レースじゃないんだよ。

●愛知県江南−三重県大王町間186km吉野家じゅずつなぎ自転車ツアー 1997年4月
タイトルだけではたぶん分からないでしょう。いつもは三重県に帰省する際は、バイクでツーリングを兼ねて帰ってるんだけど、転職して休みがあったので、自転車で帰ってみようと思い立った。だけど単に自転車でツーリングするってのは、自転車雑誌でもゴロゴロ記録が載ってる。で帰り道の国道23号線の全ての吉野家に寄っていこうと考えた。馬鹿だね。
寝坊したので朝10時にアパートを出発。30分後に一宮の名岐バイパス沿いの吉野家にて並を注文。2時間後国道155号線沿いに南下して弥富の吉野家にて並を食べる。1時間後国道23号線に入り、桑名で国道より少し離れた吉野屋で並。2時間後四日市で並。四日市は町全体がビニールの焼けた臭いがした、オエエ。1時間後鈴鹿の吉野家で並とビールを注文。この時ビールを飲んだのが悪かったらしい。津の手前でお腹壊して、近くの畑でうんこした。腹の調子が悪いよー。吉野家の牛丼は大好きなんだが、さすがにこんだけ食べたらオエッとなる。夕方5時に津に到着し、三重大学近くの吉野家に寄る。気持ち悪いの我慢して並を注文。ここを過ぎれば伊勢まで無いと思い必死で詰め込んだ。お尻は痛くなる、腹は下痢ピーだ。ただひたすらMTBを漕ぎ続ける。松阪でまた野グソ。夜8時に伊勢の吉野家に到着し最後の並を食べる。ああこれで最後だ。伊勢道路は怖いので鳥羽周りで帰る。唯一の坂道である五知峠は心臓破りの坂だった。何度腹からもどしそうになったか。実家に着いたのは深夜2時だった。おかんに「この子はほんとに・・・馬鹿だねー」って言われたよ。
食べた牛丼並7食、ビール小瓶1本。かかった時間16時間。野グソ2回。鈴鹿で薬屋に寄り正露丸買いました。

●朝熊山自転車担いで登山 2001年8月。
自転車担いで山を登るのは、東海自然歩道でよくやってたんだけど、朝熊山でやってみようと思ったのが運の、いやウンのつきだった。山をMTB担いで登るのはそんなに大変じゃないんだよ。近鉄朝熊駅から2時間で登れたもん。が一番えらかったのは自宅の波切から近鉄朝熊駅まで自転車で行った事だ。登る前からばててしまったよ。夏なのでばてて水ばかり飲んでたら、案の定腹壊した。なんで俺はこうも野グソ垂れるのかね。行き道鳥羽過ぎるあたりで野グソ1回目。行きの登山道で2回目。山頂広苑のトイレに駆け込もうとして間に合わず、近くの薮で3回目。帰りはスカイラインを下ってきたんだけど、腹も下って料金所近くで4回目。五知峠で5回目。この日は野グソ5回でした。これは新記録です。



●大王町一周ジョギング 2002年2月。
つい最近の記録です。大王町って小さな町なんだけど、よくあちこちをジョギングしてます。で一周するコースを走っちゃえと考えた(暇だな)。合計タイム4時間30分。走行距離16km。獣道が多くて難儀した。今度は志摩町一周、阿児町一周もしたいなあ。でも田舎の地元でこんな事してたら気違い扱いされるやろね。まあ元からアホやからええけど。
地図にあるオレンジの太線は「近畿自然歩道」です。
 大王町の部分は「大王灯台を訪ねる道」、
 阿児町の部分は「安乗灯台と文楽の道」、
 志摩町の部分は「麦崎を訪ねる道」です。
しかしまだ整備中で、標識看板等があまりありません。「大王灯台を訪ねる道」について述べると、
 畔名集落の前浜から名田大野浜に行くまでの山道には、あまり看板がありません。特に畔名前浜付近は皆無です。
 名田大井浜から波切に出る道は、看板無し。
近畿自然歩道以外のコースでは
 船越の退治岬を巡る山道は、近畿自然歩道ではありません。看板無し。
 農免道路から国道260号線の岡山へ抜けるあぜ道は、農免道路の「スズキ商工」さんの向かいの農道を西に入ってください。途中からあぜ道になりますが、遠くに国道のガソリンスタンドが見えるため、迷う事はないでしょう。
とまあ整備中かつ正規の遊歩道ではないため、一周コースは町民の方以外はやめといた方がいいでしょう。

追記。5月6日に再度挑戦をしました。体調が悪かったせいもあって、5時間かかりました。腹を壊してたんで、途中次郎六郎海岸の薮で野グソしちゃった(笑)。久しぶりの野グソだった。草の葉っぱでケツ拭くの痛いよー。


●英虞湾一周ハイキング 2004年7月6日   NEW!

これをやろうと思ったのには、いろいろいきさつがあるんですよ。 本来なら休みなんだけど某イベント会社の催し物があるため、急遽全社員の休みが変更になった。正確に言えば全社員の休みが無くなった。まあ仕方が無いんだけどねー。で俺も会社に出て仕事をする予定だったんだけど、イベントのビラ配りのため志摩地方の観光施設回りになった。で支店長に「朝イチからいっぱい回りたいから、会社には来ません」と言って資料とチラシと封筒を持って前日帰宅。夜中それらを封してました。
ウチの会社専門の営業マンは名古屋大阪地方相手には強いんだけど、志摩地方は担当がいないので、いつの間にやら俺が担当みたいになってしまった。志摩は会社から離れてるので、チラシ配っても全然反応が無い。にも拘らず今回配るのは、支店長の見栄らしいです。営業部の連中は「無駄だ!」と吐き捨ててました。で「まるたさん、そんな無駄な仕事・・・大変ですねえ」なんて同情されてしまった。
休日なのに仕事をするのってバカバカしいから、何とか合理的に仕事をしよう、って考えた。でダイレクトメール方式で、道に面してる旅館ホテル観光施設のメールBOXに封筒ぶち込んで終わりにしよう。いちいち相手のフロントマンを呼び出して挨拶なんて、相手にも迷惑。どうせ宣伝のチラシなんて見ないんだから(当たり前だ、だから志摩地方は担当がいない)、こんな無駄な仕事に労力を使っても仕方が無い。道に旅館があったら、その場で封筒に名前を書いてBOXに入れて終わり。メモにその旅館名を書いて、明日表にまとめて「こんだけ配りましたあ」と報告すればいい。うーんどうせなら趣味を兼ねて、ハイキングしながら回りたいなあ。そんなら前からやってみたかった、「英虞湾一周ハイキング」をしながら、チラシを配ろう、なんて思いついたのが前日の昼、支店長から仕事言いつかってから。他の社員は出社して仕事してるのに、俺だけは遊び半分に仕事していいのかな?なんて疑問は全然思いませんでした(笑)。

朝7時に起きて準備を始める。ザックに会社のチラシ入り封筒を入れると結構パンパンに膨らむ、でもそんなに重くない。凍らせたペットボトル2本とデジカメ、サイフにバンドエイド、タオルに帽子ってところが持ち物。服装は短パンにTシャツ、靴下は靴づれ対策で厚い登山用のショートソックス。靴はジョギング用の履きなれたもの。地図のコピー1枚。ザックは26Lのもので、ジョギングに使ってる物だ。ネットで浜島〜御座間の定期船時刻表を調べる。やはり便数は少ない。

8時39分に大王町波切の家を出る。すぐに国道260号線に出る。この道は普段の通勤経路なので、全然面白くない。でジョギングしながら途中写真を撮ったりしてました。でも写真って写すとこ無いんだよな。波切の入口にあるパチンコ屋(ハワイグループ)の看板ぐらいだ。いつ見てもこの看板は面白い。なかなかセンスあります。
昔名古屋に住んでた頃は、この国道沿いの自然でさえ「いいなあ」なんて思ってたんだけど、今では「車が多すぎる」なんて文句言ってる。別の道にすればいいのでは・・・でも他には農免道路ぐらいか。農免道路は歩道が無いから危ないし、大王町名田〜畔名〜阿児町国府は大回りになるからダメ。結局国道しかないのかよ。排気ガス浴びながら走ってました。

畔名口で目の前に車が止まり、おっちゃんが大声で怒鳴ってる。「おい!急いでるんなら乗ってけ!」「ありがとう!でもジョギングしてるので」と断わった。あははヒッチハイクと間違えられた(笑)。甲賀口でもガスの検針のおっちゃんに、「暑いのう、どこ行くねん」なんて話しかけられてしまった。こういう所は田舎がいいんだよな。
天気は曇り空なので、鵜方まで快適にジョギングしてました。汗もあんまし出なかった。ただ久しぶりにジョギングするのと、体重がベストの状態から5kg増えてること、曇り空でも気温が高い事から、ペースは無茶無茶ゆっくりでした。時速7〜8kmに押さえてました。鵜方に着いたのは11時7分。ここまでは順調。
駅前を通ってビジネスホテルのメールBOXなんかにどんどんチラシを入れてく。でもそのためだけに立ち止まったりしない。鵜方の外れのWONDER GOO辺りでさすがにばてた。ここで水を飲み、ここからは時速6Kmぐらいの歩きに変更。体重が増えた分、股関節が少し痛い。ただ膝や足首にはまだきてない。当分は大丈夫と判断。鵜方浜の辺りから日が照ってきた。これが強烈だった。ここからは15分に1回は水分補給。
迫子の県道沿いの酒屋に飛び込んで「アイス頂戴!」とアイスBOX開けようとしたら、店番のおばあちゃんが「ごめん、今はアイス扱ってないんやわ」よく見たらBOXは空。で隣のJA迫子支店の中でアイス買った。農協でアイス売ってるなんてやはり田舎だ。ちょっと行くとようやく英虞湾と御座の黒森が見えた。写真を撮ったんだけど、構図がイマイチなので載せません。うーんあかんよ、普段通ってる道なので、あんまし感動が無い。写真を撮りたいとも思わない。ひょいっと背中のザックを見たら、ショルダーベルトの辺りが、汗吸って塩噴いてた。
炎天下をテクテクと歩いていく。鵜方〜浜島間は大型車が通るにもかかわらず、歩道が全然無いのが難点。脇をトラックがバンバン飛ばして行く。怖いよお。水の飲みすぎなのか、腹が急に痛くなってきた。来たよ来たよ来たよ、とうとう来たよ。いつものお決まりの野グソが。パールセンターの近くの茂みに駆け込んで、バスッ!バスバスッ!ああ気持ちいい。勿論野グソは持ち帰り。誰かさんのように「肥料に」なんて考えてませんのでご安心を。しっかしよく出たなあ。
「紫光下」のファミリーマートで昼飯用のサンドイッチとチョコパンを買う。そこからてくてく歩いて港を通ると、「おお!」横山がきれいだ。魚市場を抜けて海ぼうずじゃなかった海ほおずきに向かう。1台バイクに抜かれたけど、あれも海ほおずきに行くのかなあ。到着したら案の定バイクの兄ちゃんが、券売所の前で「ここは一体何だろう?」と首を傾げてた。だだっ広い駐車場に車がたったの2台。到着時間は12時34分。鵜方から2時間半かかりました。よく見ると定期船発着場は目の前だ。次の御座行きは2時10分かあ。海ほおずきの駐車場のベンチでサンド食ったけど、ここは公衆便所が無いんだよね。海ほおずきの中しかない。

時間があるので浜島の中をうろついて、旅館ホテルに会社のチラシを入れてました。浜島は旅館ホテルが集中してるので、非常に効率よく配布できました。それでも時間が余ったので、矢取島に行ったり大矢浜に行ったりしてた。写真は矢取島付近から写した御座の黒森です。標高100mに満たない低山にありながら、志摩のあちこちから見れる山です。でも皆名前知ってる人って少ないんだよなあ。
浜島〜御座間の英虞湾架橋なんだけど、御座側はともかく浜島側に土地が無い。矢取島や水産加工センター・魚市場を潰して橋を架けるのかな?全長1.5kmの大型橋ならば、アクセス道路もどうするんだろ?今の浜島町の市街地のかなりの部分を移転させざるをえないだろうな。建設費用以外かなりお金がかかりそうです。

1時間半後、チラシを入れ終わって定期船乗り場に行くと、相変わらず海ほおずきには先の2台の車しかない。おいおい平日とはいえ7月なのにたったのこれだけなのかよ。1家族3名として本日の海ほおずきの客数は6名(と予想される)。6名×3000円で計18000円の売上なり。こりゃあ大赤字だ。まあ近くに大矢浜があるしあちらは無料だし・・・。

定期船は御座行きPM2:10発。15分前に軽バンが止まり、おっちゃんが荷物を乗り場に運んでくる。あと迎えらしいおばちゃんが小型車で待ってる。乗客はこんだけなのか。
定期船はすごい綺麗でした。中も一部がラウンジみたいになってました。料金は300円。浜島で高校生の通学客が3人降りた。定期券持ってたな。乗り込むのは俺1人。軽バンのおっちゃんは船の人に荷物預けてた。船独占状態なので、ラウンジに倒れこむ。後ろ側からデッキに出れるらしいが、暑くて死にそうなので止めました。音も低くて揺れも少ない。これで300円とは安い安い。でも到着まで8分でした。景色も良く今回の一押しの目玉。鳥羽の定期船のボロぶりからすれば、全然違う快適さでした。
御座に到着して出ると、乗り込む客は1人。平日は寂しいもんです。多分赤字なんだろうな。

御座の定期船発着場から脇道にそれ、金毘羅山に登る。こっちの道の方が景色はいいし距離短いから。でも頂上の展望台に行ってビックリ!何と訳のわからん石碑が建ってた。こんなんこの前来た時には無かったぞ、おいおい。よく見るとどうやら歌碑らしい。
  秋凪の英虞の  海庭漕ぎ廻みて
     いにしえいまの  時もわかなく    吉野秀雄
うーん何かいわれでもあるんだろうか?こういうモニュメントとか理解できん。無くても別にいいと思うんだが。

下り道の途中何と林道の斜面下に、車が突っ込んでた。角度45度で木に挟まってた。これまたビックリ。よくよく調べてみたんだが、車は真新しくて事故ってからあんまし日が経ってなさそうだ。しっかしなんで突っ込んだんだろう?細い林道でしかも木に囲まれてて・・・こりゃあレッカーは難しいだろうなあ。でもこのまま放置はたまらんぜよ。放置プレイ反対!
この金毘羅山の林道って黒アゲハが多かった。目の前に5〜10匹は飛んでました。無茶無茶幻想的でした。蝶ってのは宝石なんですね。友人の昆虫マニアに言ってた言葉がようやく理解できました。
林道を下ってあずり浜に出る。7月だけど平日なので海水浴客はおらず。相変わらずサボった営業車が停まってました。皆気持ち良さそう。仕事サボって昼寝するのって最高です。

その後は国道沿いを延々と歩く。越賀を過ぎた辺りで左足の足首の関節が痛くなってきた。うーんとうとう来たか。私の場合足首に来た時は、そろそろオーバーワークになり始めてる信号なのです。歩くペースを時速5kmぐらいに落とし、負担を少なくし始めた。暑いとにかく暑い。頭も少し痛くなってきたし、腕が日焼けでヒリヒリして、体全体が熱っぽい。熱中症の初期段階です。
和具の街中で面白い名前の喫茶店を見つけました。その名も「フォーク村」外見は何の変哲も無い普通の喫茶店・・・中身は・・・すいません、今回入ってません次回取材します。予想では50歳ぐらいの全共闘上がりのマスターが・・・。暑くて途中みぎわ書店に駆け込み、20分ほどクーラーに当たって休憩。これで生き返りました。
布施田〜片田で意識朦朧。片田は集落をショートカットし大野浜に出る。コーラ1リットルをがぶ飲み。これがいけなかったらしい。大野浜の終わり頃で腹が下った。大急ぎで堤防の陰に隠れて野グソ。はあああ気持ちよか〜。
4時半ばなのに全然日差しが衰えん、まいったなあ。深谷水道を渡り大王町に入る。この頃歩く速度は時速4kmに落ちた。船越を過ぎて「あああともう少しだ。家に帰ったらスイカを食べよう。ビール飲もう。風呂に入って寝よう」そんな事ばかり考えてた。俺も年とったなあ。
夕方5時34分に自宅に到着。所要時間9時間。実質移動時間7時間半。距離38km(内11kmをジョギング)。
ビール飲んでスイカ食って風呂入って・・・でも疲れすぎて寝れない。今度は夏は避けよう。
終わった感想なんですが、普段使ってる道なので、達成感はあってもあんまし感動がありません。まあこれは仕方が無いかあ。載せた写真もパチンコ屋の看板とか崖から落ちた車とか・・・。
「五ヶ所湾一周」「的矢湾一周」ってのもやってみたいです。で植村直巳さんみたいに「5大陸最高峰登頂」ならぬ、「志摩3湾一周」って記録作りたい。でもこんなことするのって俺ぐらい?あっウチのリンク仲間「ノッティーさん」なら理解してくれるでしょう。


●的矢湾一周ハイキング第一回チャレンジ  2004年8月21日   NEW!

お盆の仕事も一段落し、ようやく休みが取れたので、急遽的矢湾一周にチャレンジしてみた。でも結果的に体調不良で失敗しました。うははは。
前日急遽休みが決まり、以前からやってみたかった計画を大急ぎで練りました。会社の帰りに鳥羽駅に寄って三重交通のバスの時刻表を調べ、相差行きの時刻を調べました。鳥羽駅を9時半に出るのか、という事は松尾のバス停は9時50分だな。波切の実家を出て鵜方9時発の各駅停車に乗れば、バスと接続が可能。よしよし何とかうまく行きそうだ。心配なのが体調で、少し風邪気味・・・。
翌日8時半に家を出て、車を鵜方の合同庁舎の駐車場に停めて、そこから駅まで歩く。10分ほど時間待ちで電車到着。田舎の路線なので2両編成のワンマンカーだ。天気は曇り空、熱射病になる心配なし。うーむ幸先が良いぞ。久しぶりに乗った志摩線を、風景を満喫しながらゆったりした気分になる。電車ってのも良いもんだな。普段は車ばっかしだからな。穴川磯部沓掛五知と過ぎ、青峰トンネルを通って白木松尾に到着。松尾の駅を降りて小さな橋を渡ったコンビニの空き地がバス停。実家を出て1時間10分かかった。車だったら30分だ。バスが到着し乗り込んだものの、乗客は7人のみ。私に他の地元民2人に家族4人。地元民のオバチャン2人は相差の人らしい。家族連れは観光客らしく、運転手さんに海水浴場の事聞いてた。
相差のバス停で降車。


現在は年齢的なものもあり、昔ほど破天荒な記録はもう作れないでしょう。でも地元に帰ってきたので、地元の特性を生かした(馬鹿馬鹿しい)記録を作りたいです。今考えてるのが
 〇地元の山頂にお寺・社のある山全てお遍路ツアー(結構あるぞ、大変だぞ)
 〇伊勢道路歩いてハイキング(死ぬぞー!)
 〇伊勢志摩国立公園内日帰り温泉全制覇(すでに7割方達成してます)
 〇公共交通機関で結ばれてる志摩半島の全ての離島ツアー
 〇マウンテンバイクで志摩半島の全ての峠越え
等を考えてます。たぶん実現は不可能でしょうが・・・。