一志町役場産業課(059−293−3005)に電話をかけ、矢頭不動滝の場所を聞く。 担当の方の対応は実に親切で、現地までの詳細な道順を記した地図までFAXして下さった。 矢頭不動は「矢頭中宮公園」の近くにあるという。 松阪から久居美杉線(県道15号)に入り、西に進む。 ほどなく「矢頭大杉キャンプ場」(中宮公園)の案内板を見付ける。 左に曲がり、一志町波瀬に向かって進む。 道中あちこちに立てられている「中宮公園」の案内板にしたがって40分ほど走ると、キャンプ場に到着した。 駐車場に車を停め、林道を山の方に向かって進むと、道端に「不動滝 300m」の看板がある。 結構な山道である。 丸太を組んで造った橋がところどころにかけられている。 数分歩くと、「鏡滝」の看板を見付けた。 写真では分かり辛いが、手前にもう一つの滝があって、二つの滝が鏡に写ったように左右対象になっているので、この名がつけられたようだ。 |
道沿いの谷には「鏡滝」始め、小さな滝がいくつも連なっている。 小滝の水盤のような滝壷から水が溢れ出し、その水流はまた次の滝をつくっている。 しばらく小滝を撮影しながら歩き、矢頭不動一の滝に到着する。 落差15mほどの美しい段瀑である。 水量の少ないときは、水がほとんど流れていなくて滝に見えないこともあるそうだが、私が行ったときは幸い立派な滝に見えた。 それどころか、水しぶきを上げながら稲妻型に落ちるこの滝は、豪快にすら見えたほどだった。 |