滝山不動滝は、釜生田(かまた)集会所の近くだと言う。 県道30号嬉野美杉線を走り、釜生田地区に入る。 土地の人に道を聞く。 教えられたとおり集会所から山に向かう小道を通り、山に突き当たった所で右に曲がって山の周囲につくられている農道を通る。 すると程なく、滝山不動滝への道しるべが見つかった。 車を降りて林道を歩く。 しばらくすると、滝の音が聞こえる。 嬉野町のホームページでは、「岩を伝わり落ちる女性的な滝」と紹介されていたのだが、意外にも流量の多い、迫力のある渓流瀑である。 たまたま雨の後だったので、上流にある古田池から放水でもされていたのだろうか。 滝の近くの岸壁には、彫り込まれた不動明王の像がある。 林道から降りて滝を拝む。 滝からはもうもうたる水しぶきが上がり、それが渦を巻いて流れている。 林道を登る時にかいた汗が、すっかり引いてしまうほどの涼しさだった。 |