一の宮と言えば、通常その国で最も格式の高い神社のことを差す。
伊勢の国の場合神宮がある為、格式としては二番目となるが、その伊勢の国一の宮が鈴鹿市の椿大神社(つばきおおかみやしろ)である。 鈴鹿市内の国道306号線のそこここには椿大神社の案内板が出ている。 案内板に導かれるまま走り、椿大神社に着く。 祭神は天孫降臨の折道案内役を務めた猿田彦神となっており、そのため交通安全の神社としての人気が高い。 社務所で受付をすませ、お祓いをして頂いて金龍明神の滝を拝む。 落差3m程の、禊の為の人工滝である。 禊はほとんど夜間に行われるとかで、滝の周囲には何本も蝋燭が立てられている。 滝から漂う神聖な気には、ただならぬものを感じた。 (2004年10月18日) |