名阪国道を下柘植(しもつげ)インターで降り、県道146号伊賀大山田線を大山田村方面へ向かう。 数分走ったところで、「白藤の滝3.4km」と書かれた看板を見つけた。 看板に従って左折し、白藤の滝へ向かう。 程なく道沿いに白藤の滝の大きな看板である。 車を駐車場に停め、滝への遊歩道を降りていく。 滝の周囲は休憩所やトイレを始め、さまざまな施設ができており、観光地としての整備が進んでいるようである。 少し歩くと、白藤の滝が見えた。 落差15m程の、水量の多い直瀑である。 かつては30mの落差を誇ったというが、明治29年8月の洪水により、滝口の決壊と滝壷の埋没で現在の姿になったという。 滝に近づき、落ち口を見上げる。 砕け散る水流の粒々は、まるで白藤の花が咲いているようにも見える。 滝壷の白く泡立つさまも豪快である。 ただ、水が少々濁っているのが気になった。 地図を見ると、この滝の上流には田代池という溜め池があるようだ。 溜め池やダムでは、水は澱み、濁ってしまう。 滝の水を飲むのはもちろん、泳いだり水しぶきを浴びて涼を取ったりすることは、避けたほうが無難のようである。 |