松阪から国道166号線を西進し、飯南町粥見北信号交差点で右折して国道368号線を進む。 奈良県との県境を越えて御杖村に入り、敷津(しきつ)の信号交差点を左折して国道369号線に入る。 数分走り、神末(こうずえ)川に掛かる一ノ瀬橋を渡ったところに、「みつえ青少年旅行村・三峰山」の道しるべを見つけた。 道しるべに導かれるまま走ると、ほどなく旅行村のゲートである。 ゲートをくぐったところに、「三峰山不動谷コース」の道しるべがあった。 左折してアスファルト舗装された林道に入り、不動滝を目指す。 なお、この道を直進すれば魚止滝のある三峰山新道コースである。 「三峰山頂(不動谷コース)・不動滝」と書かれた道しるべのところで車を停め、10分ほど登山道を歩くと、不動滝が見えた。 落差15m程の、二段に分かれる段瀑である。 不動滝の名が示す通り信仰の滝であるが、落差・水量共に充分であり、名瀑の名にふさわしい滝である。 左岸落ち口近くの不動尊を拝む。 朱塗りの立派な祠であり、土地の人の厚い信仰をうかがわせるものである。 手を合わせたあと不動像を拝見したが、長年の風雪のせいで、お顔はすっかりのっぺら坊になっておられた。 (2004年11月4日) |