矢原の滝の落ち口から10分ほど踏み跡をたどると、大きな滝の下に出る。 二段落差40mの上不動滝である。(右の写真) なお、この滝は単に不動滝と呼ばれたり、仙ヶ滝と呼ばれたりもするようである。 右岸・左岸両方に踏み跡があるが、ここは左岸の道に入り、更に10分ほど歩いて上段の滝壷に到着する。 落差30m程の美しい直瀑である。 流れの左右には、二つの小さな穴がうがたれていた。 かつては不動明王の仏像を安置していたもののようである。 恐らくかつては多数の修験者や密教の僧達が、この秘境の地で滝に打たれていたのだろう。 (2004年5月16日) |